antiqued shawlcollar linen shirtcoat charcoalgrey／DjangoAtour ANOTHERLINE

※撮影時の男性モデルの体型は身長168cm　体重55kg　肩幅44cm　胸囲96cm　です。
　今回は「Sサイズ」を着用しています。

ジャンゴアトゥール画像

◆雑貨屋マメチコが伝えたいこと◆

1900～1910年代頃にかけて作られた
フランスのインディゴリネンコートをモチーフに、
現代服としての再構成を試みた
「アンティークドショールカラーシャツ」（2012年リリース）。

今日ご紹介するのは、そこからさらにコートよりへと発展させた
「アンティークドショールカラーリネンシャツコート」です。

シルエットはゆったりとしていて
とてもエレガントなものです。

丁寧に縁取りにより一層引き立つショールカラー。
首から肩の付け根あたりにかけてを覆い、
傾斜の生きる大胆なシルエットを浮かび上がらせます。
何ともアンティーククロージングを彷彿とさせる佇まいがありますね。

襟の終着点がやや開いている点も真新しいバランス。
胸元が開いていることで、シャツとして着用の場合は開放的な着こなしに。
また、コートとして着用の場合には、中に差し込んだシャツの襟によって、
レイヤリングで遊ぶ楽しさを感じていただけるでしょう。
（パイピングによる丁寧な縫製が垣間見える箇所でもあります。）

その襟元に負けじと趣向が凝らされた胸ポケットにも注目です。
二つのポケットを同位置に配置したような斬新なデザイン。
どんな風に使おうかと、用途を想像を巡らせるのも楽しいのですが、
その立体感や造形の特殊さは、角度により様々な表情を見せてくれます。
さながら、胸元にあしらわれたエンブレムのようですね。

着用してみると、動作に呼応して素材感の良さが前に前にと出てくるよう。
一枚仕立ての背面からは陰影をより強く感じられ、
生地の存在感や上質さをご堪能いただけるはずです。

すらりと伸びる袖を引き締める、
マチ取りした剣ボロや、カフ仕様も見応えがあります。
細かな部分まで、見る楽しさ、着る喜びに溢れています。

ディテールもさることながら
特徴は、シャツとしても、コートとしても着用できる汎用性にあります。

ベストを組み合わせて、クラシックに振ったコーディネートも面白いですね。

また、アースカラーの複雑な色合いにも目を惹かれることでしょう。

今回の展開色は、ダークベージュにチャコールグレーとなっています。

名称としては、他のアイテムでも同系統の色合いが存在していますが、
本作はクラシックファーマーのイメージを持たせたいとのことで、
手染め職人による天然染色法（ムラ染め）を駆使して
侘び寂びのある色合いが印象的な仕上がりを目指したそう。
（長い時間と手間をかけて１反１反丁寧に仕上げられたものです。）

「なるほど」と思わず頷いてしまう深みのある色。
まるで大地とともに生きる雄々しい逞しい姿までもが想像できそうです。

こんなイメージが広がるのも、生地の質感が高いからでしょう。

本作の生地はこの季節にリリースするものとしては珍しいくらいに
見た目以上に重さのある生地が使われています。
リネン100％の上質な生地に、特殊な洗いによる加工を加え
そこに前述の染色に行うことで、この風合いが実現しています。
（リネンヘリンボンddw加工（ダメージ＆ダイドウォッシュ加工））

モチーフとなったリネンコートから、シャツへと進化。
そして再びコートへと寄り添い、
辿り着いたのがシャツコートという着地点。

遠回りしたからこその完成度。
（ご覧の通り、縫製仕様も手間と時間をかけて追求しています。
ファクトリーメイドとハンドメイドの中間的仕上がりを目指す、
少量生産だからこそ実現できる出来映えです。）

アナザーライン的再構築の面白さと
イメージの数だけ着こなしを楽しめる傑作です。

一年を通してご愛用頂けます。

by.MameChico

[生地] リネン100％（ヘリンボーンddw）

[洗い] one-wash（水洗い天日干し仕上げ）

[ボタン] 天然貝ボタン

[価格] ￥26800（税別）

[製品寸法] （若干の個体差はご容赦下さい）
身幅/S 56cm M 58cm L 60cm
肩幅/S 45cm M 47cm L 49cm
袖丈/S 57cm M 58cm L 59cm
着丈/S 76cm M 78cm L 80cm

使用生地について

ddw（ダメージ＆ダイドウォッシュ）加工が施されています。
手拭いや風呂敷などを手掛ける染め職人による特殊な天然染色法です。
長い時間と手間をかけて1反1反丁寧に仕上げられたものです。

DjangoAtour/ジャンゴアトゥールは、1997年から展開している福岡県のブランドです。「良い品質とは作る人の魂の証である」をモットーに、過去の歴史的服飾（主に1800s-1950s）に影響を受け、様々な労働に関わる服、伝統や民族としての服、芸術や音楽に関わる服、哲学などを映し出す服飾、それらと向き合って得たエッセンスを大切にしています。私たち雑貨屋マメチコが感じるDjango Atour/ジャンゴ・アトゥールの魅力は、一貫したモノ作りの姿勢です。過去の歴史的服飾にインスピレーションを受けつつ独自のエッセンスを加えた製品の数々は、服好きに響く独特の雰囲気があります。基本的には男性向けですが、女性が取り入れても素敵な雰囲気になるでしょう。