Fire-kingのコンディション説明

このページでは、写真と共にファイヤーキングのコンディション(状態)を示すワードを紹介しています。

一見すると傷のように見える場合であっても、実は「製造上の過程で発生する当たり前のこと・問題のないこと」である場合も多く、これらを知ることで見分け方の知識のほか、食器の特性を知ることができます。

工場生産と言っても、多くが人の手により作られていた昔のアメリカの「ものづくり」の景色が垣間見えます。

マメチコでは、ヴィンテージガラス食器を多くのお客様に喜んで安心してお使いいただきたいという気持ちで販売しております。当時のアメリカのヴィンテージ食器の中から可能なかぎり状態の良いもの・日常に使用できるものを厳選して販売しております。通販ページにおいても、できるかぎり細部の状態がわかる写真を心がけております。


 ヘアーライン(練りムラの一種)

練りムラ

細く白い線の集合・マーブル状のような跡が特徴

ヘアーラインは、ヴィンテージのミルクガラス全般に見られるごく一般的な現象です。 食器の製造時、ガラスを練るときに生じた練りムラの一種です。 これらは傷やヒビではなく、指で触ると滑らかな状態です。 ダークアイボリーやアイボリー系のカラーの食器に特に多くみられます。 食器の表面に見えない物は光にかざすと、うっすらと線状のシルエットが見えます。

安心!ヘアーラインはヒビや割れではありません。食器の使用に問題ありませんので、ご安心ください。


 練りムラ

練りムラ

S字状の曲線のような跡・漆喰のような平たい跡が特徴

練りムラは、ヴィンテージのミルクガラス全般に見られるごく一般的な現象です。 主に練りムラと言うと、上記のような広い面積上に生じる場合が多いです。

安心!練りムラはヒビや割れではありません。食器の使用に問題ありませんので、ご安心ください。


 ホワイトスポット

ホワイトスポット

ガラスの練りムラにより発生した白い点。

ホワイトスポットは、ヴィンテージのミルクガラス全般に見られるごく一般的な現象です。 食器製造時に発生した「ガラスだまり」のような、ダマのような状態とお考え下さい。 まれに、指で触るとなめらかにポコッとしたふくらみを感じる場合もありますが、 ほとんどは食器の内部で発生してる場合が多く、ガラスの表面上はなめらかで形状には影響がない場合がほとんどです。 表面上は目視できず、食器を光にかざしたときに確認できるものもあります。

安心!ホワイトスポットは食器の使用に問題ありませんので、ご安心ください。


 ツヤ褪せ

ツヤ褪せ

食器の広範囲、または内側に発生していることが多い

金属たわしなどで過度な力を入れて擦る事により、小傷が全体に広がってツヤが消えています。これらの状態は正しい使用法を守れば未然に防げるものですが、業務用として流通していたレストランウェアシリーズやDハンドルマグに多く見かけることから、当時の食器洗浄機などによる誤った洗浄方法により人為的に発生していたものと思われます。

ツヤ褪せは、ガラス本体にヒビ割れがなければ普段使いできる状態であることがほとんどです。マメチコでは、ここまでの写真のような状態ですと余程のレアプリント等でない限り「Bランク品」または「訳ありセール品」にカテゴライズしています。


 フレアバイト・フリーバイト

フレアバイト

写真は一例です。マグには個体差や段差の有無があります。

食器の製造時に、ガラスを型から外す際に生じたバリやザラつきのこと。 フレアバイトは、ヴィンテージのミルクガラス全般に見られるごく一般的な現象です。 欠けに似ている場合がありますが、これは欠けではありません。 マグカップの飲み口付近のほか、薄手のお皿のふちにまれに生じる場合もあります。

スタッキングマグ、キンバリーマグ、各種カラーマグ、Dハンドルマグなどに多くみられます。


 製造時の着色

着色

鈍い金色のような色が特徴

ガラスの製造時に、不純物等の付着により発生した跡で、洗っても落ちません。 これらはデッドストックの未使用品にもまれに発生している場合があります。 多くは5ミリ未満の小さなものである場合がほとんどです。

食器の使用に問題はありませんが、ビジュアル・外観に大きく影響が出るような範囲である場合、マメチコではお値下げ品にしております。


 金属痕

金属痕

金属がぶつかって出来た黒銀色の痕

食器の表側に、広範囲に見られる場合は金属の棚などに擦られて生じた人為的なもの。 食器の内側や、比較的狭い範囲に見られる場合は、製造時に生じたものである場合が多いです。

安心!食器の使用に問題ありませんので、ご安心ください。


 劣化線

劣化線

ヒビ割れではありません!ご注意

ヴィンテージガラス・ミルクガラスに多く見られるごく一般的な現象です。 外部衝撃によるヒビとは違い、ガラスの経年劣化によって生じた「ガラスのごく表面にできる薄いヨレ」によって生じるもので、日常の使用に問題はありません。マグのハンドル下部や、ボトム付近の湾曲した部分、テーブル接地面に近い円周部など、力が加わりやすい箇所に発生する場合が多いです。ヒビとの見分け方は、表裏両面に貫通していない・光に透かしたときに段差を感じない・小刻みにニョロッとした形状である・髪の毛よりも細い形状である・などなど。

食器の使用に問題ありませんので、ご安心ください。とはいえ、判断が難しいと感じた場合はお気軽にご相談ください!マメチコでは、広範囲にわたり食器のビジュアルや美しさを損なうレベルの劣化線である場合に限り、お値下げセール品にカテゴライズしています。


 チップ・カケ

チップ・カケ

外部からの衝撃によってできた破損

厚手の耐熱ミルクガラス食器では少ないですが、薄手の食器・ふちにデザイン性の高い形状がある食器・耐熱ではない食器のボトム付近・鍋やキャセロールなど、蓋付き食器のふちとふちの重なる部分に発生する場合が多いです。

表面に切り込みのような鋭い抉れを感じる時はヒビに発展する可能性がありますが、写真のような浅い状態であったり、カケの部位がなめらかな状態である場合はそれ以上進行する可能性は低いです。


 クラック・ヒビ

ヒビ・クラック

外部からの衝撃によってできた割れ

輸送時、保管時、様々な人的要因によって発生するもの。 光に照らしたときに深さや段差を感じたり、食器の裏表両面にわたって凹凸を感じる場合はヒビの可能性が高いです。

広範囲にわたる場合水漏れや破損の原因になりますので、ペン立て、カトラリー入れ、植木鉢、ディスプレイなどのご利用をおすすめします。


 ボディの線が傷かどうか判別しにくい例

ボディ外側の、下部に近い場所に斜めの一本線が確認できます。
この線が傷かどうかについてですが、結論から申しますと傷やヒビ割れではございません。

この線を真正面から見ると真っ白、斜め上から見ると黒っぽく見えます。
この線の正体は、ガラス製造時の練りムラによるマーブル状のダマの濃淡により、目視でそのように見えているのです。

ざっくりと説明しますと、この線の部位のガラスの濃度が濃い(適切な表現でなくすみません)ため、斜めから見たときに濃い影のような状態として見えるため、一瞬「傷かな?」と勘違いしやすいのです。
これは、当時のアメリカでのガラスの製造法によるものであり、工業製品といえど人の力によるものが大きいため、こういった個体差がFire-kingの食器には多く生じています。「エラー」ではございませんので、ご安心くださいませ。


Fire-kingの豆知識



アメリカの家庭の食卓を飾ってきた食器たち。ミルクガラスは、皆様の普段の暮らしの中で楽しめるヴィンテージ・アイテムです。マメチコでは、当時のアイテムの中から美品を厳選して販売しています。下の画像をタップしますと、食器の通販ページが表示されます。

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