Cowboy Jacket 13 oz, Cotton Serge/Workers
※撮影時の男性モデルの体型…
身長168cm、体重58kg、肩幅44cm、胸囲93cm、ウエスト75cm、肩から手首までの腕の長さ55.5cm
(商品は36サイズを着用しています。)
Workersが伝えたいこと
これまで綿・糸からオリジナルのデニム生地で作ってきたWORKERSのデニムジャケットを、
コットンサージで作りました。
私もデニムジャケットは好きなのですが、「もう少しシックだったらな」と感じることがあり、
その落ち着いた雰囲気をステッチ、素材といった要素で表現してみました。
形はカンザス州のL社でおなじみ、カウボーイジャケット型。
この新型に合わせてラベル・ボタンも作りました。
革ラベルは防縮の入った牛革。
ボタンは二本爪のドーナツにこれもそれ風にWORKERSの刻印を入れて。
(ジーンズの元祖サンフランシスコのL社が使ったデニムは右綾。
ジェームスディーンが愛したでおなじみ、カンザス州サリナのL社は左綾デニムといった不文律があります。)
製品はワンウォッシュ済です。
By.WORKERS
商品の詳細
今までWORKERSで作ってきたデニムジャケットはあえて襟を小さくしたりバランスを現代的に補正してきました。
今回のCowboy Jacketは着丈は、現代的に修正していますが、こと襟に関しては古い物に近い。大き目の型紙をひきました。
やはりCowboyタイプとなると、こんな革ラベルやタグが必要です。バックスキン面は使わず、あえて牛革の表面を。
ボタンももちろん、それらしい物を。二本爪タイプのドーナツボタン。ブラックステッチ、コットンサージに合わせて黒メッキも作りました。表面が若干はげたメッキがお気に入りです。
今回、袖の型紙を引き直しました。以前のWORKERSは、ひじから先を細く、すっきりと見えるようにしていましたが、腕時計をされる方からカフスボタンを閉められないというご意見をいただきました。そこで、袖口をある程度太くするのと一緒に、ひじも太く。アームホール・袖山・袖幅は変わりませんが、ひじ・袖口を太くし、全体的にごく普通の「Gジャン」な寸法に戻したという感じです。
Lee以外ではなかなか見ない、カンドメ+リベットの補強。
袖口やウェストに走るダブルステッチ。味の出たブラックのメッキボタン。我ながら「良いな」と感じる部分です。
袖ぐり・肩・フロントヨークの巻縫い。カジュアルの象徴的なダブルステッチも、身頃に沈む色調になるとだいぶシックなイメージになります。
ウェストベルトつけ、サンフランシスコのLが一本環縫いならカンザスのLはよりワークウェアライクに、多本針で始末する。このあたり、差別化を図ろうとした跡が見えて面白い部分です。
背面には縦方向にヒダが取ってあります。若干ですが、アクションプリーツ的な働きがあります。
商品の仕様・寸法
●素材 13オンス・コットン100%・サージ
●付属 革ラベル・織ネーム・オリジナルWKS COWBOYボタン
●縫製 総綿糸
●価格 25,000円(税抜き本体価格)
●寸法
36サイズ:
身幅….50.0 cm
肩幅…43.5cm
着丈…64.5 cm
袖丈…64.5 cm
袖口幅…13.0 cm
38サイズ:
身幅….52.0 cm
肩幅…44.5 cm
着丈…64.0 cm
袖丈…64.0 cm
袖口幅…13.0 cm
上記は商品サンプルの計測ではなく、実際にお客様にお送りする実物を計測した値です。
中に薄手のニットも着れる、適度なゆとりあるサイズ感のアウターです。
縫製および洗い、また採寸方法による誤差はご容赦ください。
Workers K&T/ワーカーズは、古いアメリカ・ヨーロッパのウェアを基本に再現しつつ現代に合わせたものづくりをしている岡山県のブランド。オリジナルそのものを解体し、資料を辿り、時代背景にまで深く深く踏み込んだうえ、あくまで実用性に則した変更を加えていける柔軟性に私たち雑貨屋マメチコは強く惹かれます。古着好きの「こうであって欲しい」を残しつつ、あくまで「今」着るために必要な要素を加えてリリースされる製品はクオリティと値段のバランスも良く、自信を持っておすすめできる製品です。