N-1, Puff Jacket, Nylon, Water-repellent Ripstop, Navy／Workers
※撮影時の男性モデルの体型…
身長168cm、体重62kg、肩幅44cm、胸囲93cm、肩から手首までの腕の長さ55.5cm
WORKERSのシャツは14.5〜15サイズ、ジャケットは36サイズが丁度良い体型をしています。
（今回の商品は36サイズを着用しています。）
マメチコが実際に着てみた感想
別ページに記載しました。こちらをタップすると当店のブログ記事が表示されます。
By.Mamechico（2018/11/25公開）
Workersが伝えたいこと
18FW最後の大物、N-1 Puff Jacketを販売します。
WORKERSでは過去、Cruiser Puff Jacket、N-3 Puff Jacketと、
シンサレート中綿入りの防寒具を作ってきました。
実際に、Cruiser Puff Jacketを着て、初雪降る札幌に行き感じたのが、
防寒性は雪の中でも使えるぐらい高い。
一方、改良点として以前作った中綿コート
Puff Jacket を自分で着ていていくつか変えてみたい部分が見つかってきました。
・ちょっとした雪のような水分をはじく素材、ナイロン系でコットンライクな表情をしたものがベスト
・裾をゴムで絞って止めたい、どうしても下から冷気が入る
この二点。これらを変更しつつ、デザインはN-1をモチーフにスタンドカラー+脱着フード。
表地を以前はクラシックなコットンリップストップにしましたが、撥水性のあるも のに変えたい。
実際冬の雪降る北海道で使ってみて、保温性は良いのですが、雪が降るとどうしても濡れる。
そこで、表地は撥水性のあるナイロンリップストップ。
でも手触りは綿ライクなものを。
さらに、裾部分はゴムを入れてきゅっと絞って体の近くにある暖気が逃げないように。
最後が、中綿の種類。これは好みもありますが、
以前は「ハイロフト」という カサ高があり、いかにも「高機能ワタ入ってます！」という感じでした。
もちろん、暖かく良いのですが、もう少ししなやか、柔らかで着やすい物にしたい。
そこで今回は、同じシンサレートでも「エクストラソフト」という柔らかな物を。
ただこれは裁断・縫製が非常に難しい！
工場さんと相談し、中綿だけはバキューム付きの自動裁断機で裁断、
縫製はもう時間かけるしかありません。
やわらかいワタを、これも柔らかい裏地につけていくのが実に難しいのです。
でも、時間かけた分（コストはかかりますが）きれいに縫えています。
形はN-1 を参考に脱着フードを追加。
袖口にはリブも入っているので防寒性はばっちり。
シャツ+ 薄手のセーターの上にこれを一枚着れば、かなり暖か。
フードははずせるので、中にフードスウェットを着てもうまくコーディネートできます。
脱着フードは簡単に外れてしまわないように、力を分散する布にスナップで止める。
フードを取れば中にパーカーも着られる。
真冬に中はシャツやセーターで着られる一枚になっています。
By.WORKERS
商品の詳細
首回りはスタンドカラー+フード。襟にはコーデュロイを張っているので、セーターの上のように、首が直接触れても肌触りが良い。
留め具はすべてスナップ。オリジナル刻印入りの二本爪タイプ。ナイロンのような細い糸・高密度の生地はできる限りステッチを減らしたい。そうなると、開閉もボタンホール+ボタンより、スナップの方が適している。
とても地味で、でも強力な効果があるパーツ。襟の外側に縫いこまれたスナップをつける土台。わたしは「ショックアブソーバー」と呼んでいるのですが、フードが引っ張られたときに、ある程度この布が動くことでスナップに直接強い力がかかるのを抑えてくれる。つまり、簡単に脱着フードが取れないようにしてくれる役割があります。
ならば、脱着フードはすべての製品でこれをすればいいじゃないかと思うでしょうがさにあらず。この品番は表地が薄いので、このように襟に縫いこんでもゴリゴリしないで、うまく仕上げることができるのです。
まずは、普通にフードを付けた状態で。スタンドカラーが首回りをやさしく包みます。
次にフードを取って。こうすると、中にフードがあるものを着ることができる。また、フードが無い分、普段使いにはかさばらなくなります。
「脱着フード、結局取らないよね」と思うかもしれませんが、私自身、数年前、しばらくフードつけないで出張に使っていました。フードは機能的ですがかさばる。でも、本気で寒い時は欲しい（真冬の新神戸駅のホームで新幹線を待つとき、フードの大事さがわかりました。頭から冷気が逃げていくと、本気で死にそうになります。）
機能か、携帯性か、選べるのが脱着フードの良さです。
フードをかぶった状態。
内装は表地とは違う、少し薄いいわゆる「ナイロン」のリップストップ。やわらかく滑りが良い。ただ、柔らかい分中綿を正しい位置に止めるのが難しい。ゆっくり縫って止めてます。キルティングしてしまえば切るのも・縫うのも楽になるのですが、ワタの柔らかい風合いを残したくてワタはワタ、裏地は裏地で裁断して切る方法にしています。
袖口は中にリブ。コットン100なのでチクチクしません。
左脇にゴム入りスピンドルを調節するストッパー。あえて左脇のみ。
ジッパーはオールドアメリカン。表地や中綿の風合いから行くとビスロンの方が「らしく」はあるのですが、ここはあえて、大型の金属ファスナーで「WORKERSらしさ」をアレンジしました。
表地の撥水具合。かなりしっかりした撥水具合なので、ちょっとの小雨でも大丈夫。ただ、水洗いするときは中々水が浸透しないので、じっくり浸してください。
内ポケットの袋布、起毛のかかったコットン素材。これも、素手で手を入れたときにちょっとの暖かさを考えて。
商品の仕様・寸法
●素材
表地：ナイロン100％・撥水リップストップ
中綿：ポリエステル100％・シンサレートEXソフト160
裏地：ナイロン100％・リップストップ
別布：コットン100％・コーデュロイ
●付属 リブ：コットン100％
●縫製 総スパン糸
●価格 55,000円（税抜き本体価格）
●寸法
※お客様にお送りする実際の商品の寸法を計測しています。
36サイズ：
身幅….53.0 cm
肩幅…44.0 cm
着丈…66.0 cm
袖丈…64.0 cm
袖口幅…15.5 cm
38サイズ：
身幅….57.0 cm
肩幅…47.0 cm
着丈…67.0 cm
袖丈…66.0 cm
袖口幅…15.5 cm
40サイズ：
身幅….60.0 cm
肩幅…50.0 cm
着丈…68.0 cm
袖丈…67.0 cm
袖口幅…15.5 cm
モデルは38サイズを着用しています。中にシャツ、もしくは薄手のセーター1枚で着用。また、少し厚手のスウェットを着ても大丈夫。裏地が滑りが良いので、多少、分厚いものを中に着ても着られます。
一方、ジャケットの上には向きません。着丈が短いため。また、アームホールはゆったり作っていますが、中綿がある分、容積が減っているので、中はシャツ、シャツ+薄手ニット、厚手のスウェット程度がおすすめ。
縫製および洗い、また採寸方法による誤差はご容赦ください。
Workers K&T/ワーカーズは、古いアメリカ・ヨーロッパのウェアを基本に再現しつつ現代に合わせたものづくりをしている岡山県のブランド。オリジナルそのものを解体し、資料を辿り、時代背景にまで深く深く踏み込んだうえ、あくまで実用性に則した変更を加えていける柔軟性に私たち雑貨屋マメチコは強く惹かれます。古着好きの「こうであって欲しい」を残しつつ、あくまで「今」着るために必要な要素を加えてリリースされる製品はクオリティと値段のバランスも良く、自信を持っておすすめできる製品です。
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