Modified BD, Blue Supima Oxford/Workers
Workersが伝えたいこと
スーピマコットン100%。5.5Oz、ミディアムウェイトオックスフォードで作ったボタンダウンシャツ。
綿の超長綿というと、スーピマの他にも海島綿・ギザ等ありますが、アメリカ原産のスーピマコットンはどこかラフさが残っているのが特徴。生地屋さん・紡績(糸屋)さんいわく、同じ超長綿でもスーピマはフシがあり、力強い。超高級素材・・というよりは、クオリティと価格のバランスが良い。
また、このオックスを織る糸はタテ40番×ヨコ10番。特にヨコは太めの糸を打っているので強度があります。その分、表情はカジュアル。ドレスウェア的なブロードとは違います。
ModifiedFitはこの10年程のシルエットの流れを数値化して研究、導き出しました。2000年代、タイトフィッティングから始まり2018年、最近は少しルーズなフィットが流れ。これら、時代に求められるシルエットに加え、本来の「シャツとしての機能性」「日本人の体形に合う寸法」を考えて各部の寸法・曲線を型紙に落とし込みます。身頃、フィット感はあるけれどもピタピタでは無い。肩幅も落ちすぎず、入りすぎず。着丈は裾を出しても・入れても着られる72-3センチ程を中心に。袖ぐりのカマ(縦方向の寸法)自体はある程度寸法があり、窮屈さは無い。でも肘から先をわずかに細くしてすっきりと。その分、袖がまくりづらくなるので、袖口の開きは深めにとる・・・といったように、論理的に考えて型紙をひいています。デザイン的なシャツでは無く、設計的なシャツとでもいうのでしょうか。型紙を自分でひくからこそ、こういう作り方の品番もあるのです。
製品はワンウォッシュ済みです。
By.WORKERS
商品の詳細
ボタンダウンシャツの顔といえば襟。Modified BDの羽襟は通称「フルロール」。
8.5センチほどの現代からすると大きな襟。
ボタンを締めた状態ではペタッと平らに、ボタンを緩めると美しいロールが見えます。
→部分、肩ヨークはステッチ無し。ステッチ無しだと少し、ドレスウェア的に見える部分。
羽襟のステッチギリギリに入れたボタンホール。簡単そうに見えて、厚みが違う部分なので綺麗にホールをあけるのはコツが要ります。特にオックスは生地の厚みがあるので難しい部分。
アップにすると無地のオックス、チェックのブロード、糸の太さに違いがあるのがわかります。
アメリカ的シャツというと、ポケットは外せません。ドレスシャツだとポケットが省かれる事がありますが、ボタンダウンシャツはどこか「道具」とか「スポーツウェア」なイメージがドレスシャツの中でもあります。素材がタフなオックスフォードだったり、襟がはためかないようボタンで留められたり。このポケットもそうで、BDにはやはり残したいものです。
肩は縫い目無し。背中側のヨークも縫い目無しで、だれが呼んだか「コンストラクションヨーク」とか「アメリカでこのメーカーだけ」とか言われますが、そんなことはなくて「ステッチ無しのヨーク」と言えば、昔から日本でもメジャーな仕様です。
ステッチが表から見えないほどドレスシャツらしいイメージになります。そういう意味で、ステッチ無しにしています。
これもアメリカ的ドレスシャツでははずせない、チェーンステッチ(環縫い)多本針による前立て始末。
本来、生産性を高めるためチェーンステッチや、金具を使うという設計思想なのですが、これが、結果として独特なしわ(パッカリング)を生み、ドレスよりのシャツでもカジュアルさが残る。我々が、アメリカ製のシャツを見て「良いなぁ」と感じたのはこんな部分からきていると思います。
カフスは表のみ芯止めステッチが入ります。
バックセンターにたっぷりとプリーツ。これがあるので、ボタンダウンは体が動いたときに身頃にその動きについていくだけの生地の余裕があるわけです。
商品の仕様・寸法
●素材 5.5オンス、スーピマコットン100%・オックスフォード
●付属 樹脂ボタン
●法制 綿糸
●価格 13,000円(税抜き本体価格)
●寸法
14サイズ:
身幅….52.0cm
肩幅…44.0cm
着丈…72.0cm
袖丈…61.0cm
袖口幅…11.5-10.0cm
15サイズ:
身幅….55.0cm
肩幅…45.0cm
着丈…73.0 cm
袖丈…62.0cm
袖口幅…11.5-10.0cm
16サイズ:
身幅….59.0cm
肩幅…46.0cm
着丈…74.0 cm
袖丈…63.0cm
袖口幅…11.5-10.0cm
ワンウォッシュ済・タンブラー乾燥後のサンプルを採寸しています。
平置き採寸のため、身幅、袖口幅は2倍してお考えください。
普段ご利用されている、お手持ちのシャツと比較してご検討ください。