Baker Pants, Slim Fit, MIL-Reversed Sateen, OD, 10 oz／Workers
※男性モデルの体型… ウエスト83〜84cm
普段は、WORKERSのジーンズやチノパンの32サイズを履いている体型です。
今回のベーカーはSサイズをボタンで絞って履いています。
商品の詳細
コーディネートの定番、ベーカーパンツ。
正式には「Trousers Cotton Sateen」。
シルエットは、ビンテージをバラしてトレスしました。
股上だけ少し浅くしたもの。
MIL-C-10296J、いわゆるベーカーパンツの生地を再現。
ヨコ糸が太く、筋張った表面が 特徴。
生地を染める前にマーセライズド加工
（アルカリによる生地表面をつるっとさせる）を施した通称「先マーセ」。
通常は染めてからマーセライズドなのですが、
そこはスペックを良く読んでその再現を目指しました。
結果、ビンテージで良くある目が詰まって最初はそっけないまでの雰囲気。
穿きこむと色が強烈に落ちる風合いを再現できています。
コーディネートは上下オリーブにならなければ、上に何色を持ってきても大丈夫。
私自身は、ミリタリーのトラウザーズにあえて白のブロードシャツなどを合わせるのが好きです。
ジャケットはラフ目な雰囲気で、春秋はコットンのLoungeJacketなどを合わせています。
もっとカジュアルに、ワークシャツやCruiser Vest と合わせるのもおすすめです。
製品はワンウォッシュ済みです。
ＷＯＲＫＥＲＳの制作秘話
左、10オンスのMIL-Reversed Sateen。
右、8オンスのReversed Sateen。8オンスの方生地表面の目が細かい、
その分針たちが悪いので表からステッチを打っても白化しているのがわかります。
フロント、俗称「ベーカーパンツ」でおなじみ、フロントにたたきつけのポケット。
これが意外と曲者で、ウェストが小さいサイズになった時ポケットとしての機能を確保しようとすると身頃の幅が足りなくなります。
グレーディングは、ポケット幅は出来る限り死守、そのうえで身頃と折り合いつけて、
フロントヒヨク幅ギリギリまでポケットがせり出していきます。
フロントボタンフライ。
ヒヨク+見返しで、その2パーツはカンドメで止める始末。
いわゆる「トラウザーズ」的な始末で、
それをより強固に、ワークウェア的にカンドメで止めています。
腰裏環縫い+トップボタンホール裏が厚みが出すぎないよう中に入る生地をそいでいる。
ノウハウが詰まっている部分です。
背面はダーツなし。
2ポケット+フラップ。二本針で取り付けているので、
角々に出るチョウチョがポイント。
ポケットは身頃に少しダブってつけているので手を入れやすい。
意外に使うのが腰のアジャスター。
片方だけ使ってもOK。
これがあるおかげでベルトなしでも着やすいのがベーカーパンツの良いところ。
これを書いている今も穿いています。
冬、寒くてインナータイツをはいたときにも
ゆったりしたStandard Fitのベーカーパンツは最適です。
動きやすいので、立ったりしゃがんだりを繰り返す撮影の時にも活躍しています。
製品はワンウォッシュ済みです。
By.WORKERS
商品の仕様・寸法
●素材 10オンス・コットン100％ 硫化染めバックサテン
●付属 尿素ボタン
●縫製 総綿糸
●価格 15,000円（税抜き本体価格）
●寸法
サイズM：
ウエスト… 88.0 cm
レングス… 79.0 cm
前股上… 29.5 cm
後ろ股上… 39.7 cm
ワタリ… 33.0 cm（※）
裾幅… 20.5 cm(※）
ワンウォッシュ済みの商品を採寸しています。
誤差はご容赦ください。
平置き採寸のため、（※）印の数値は2倍してお考えください。
前また上はクロッチ（後ろ身頃との境目）からベルト上端まで。
後ろまた上はクロッチ（前身頃との境目）からベルト上端まで。
ワタリはクロッチから下を水平に測っています。
サイズを選ぶ際は、股上の深さに注目してください。
お手持ちのパンツで、股上の近いものを探し、そのパンツのウェスト周りと、上記寸法表を比較しサイズを選んでください。
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