クリーマーローレルピーチラスター 1956年頃〜1960年代初頭製造 Fire-king ファイヤーキング(ABランク品)
クリーマーとは、当時のアメリカでコーヒーや紅茶を楽しむ際の「ミルク入れ」として使用されていた食器を指します。片側にハンドルが1つあり、注ぎ口が付いている形状が一般的です。
こちらの食器には、ボディ側面に月桂樹(ローレル)の葉っぱを立体的に配置した美しいデザインになっています。まるでスポーツの優勝カップのようでもあり、華やかな食卓のアクセントになります。
ピーチラスターの食器シリーズは「黄色い桃」という名称のとおり、果物の黄桃のような、「輝くオレンジ色」に近いような、深みのある色です。
ボディ側面の状態
ボディ側面に、タテ線状に色剥げあり。
当時の誤った洗浄方法による擦れなどで生じたかと思われるごく細い小傷がみられます。
外部衝撃によるヒビや割れはございません。
ふちの状態
割れなし、欠けなし、段差なし。
ツヤツヤピカピカとしており、とてもきれいな状態です。
内側の状態
ボディ外側の側面と同様の、縦線の点が繋がったような色剥げがみられます。
食器本体へのダメージは感じられないため、おそらくこれらも誤ったケア方法により生じた剥げと思われます。
テーブル接地面の状態
がたつきなし、ぐらつきなし。安定しています。
ロゴ刻印も綺麗に出ています。
刻印の付近に数本目視できる線は、傷ではなくガラスの練りムラにより発生したものです。
ミルクガラスの製造時に生じる一般的な現象であり、マーブル模様のようなものとお考え下さい。
上記の点がございますため、お値下げ価格になっております。
部分的な色剥げを除けば、食器自体はとても丈夫な良い状態です。
普段使いにおすすめのコンディションです。
詳しくは写真をご確認ください。
(ABランク品)
仕様について
原産国:アメリカ合衆国 アンカーホッキング社
刻印:OVEN Fire-king WARE MADE IN U.S.A.
素材:オーブン耐熱ガラス
サイズ:直径8.3cm 高さ8.3cm ハンドル含めた全体の横幅11.0cm
日常のご利用について
台所用漂白剤・台所用洗剤の使用可能です。
食器洗浄機はガラス食器を傷める原因になりますので使用せず、柔らかいスポンジで手洗いでお願いします。
歴史について
ファイヤーキングとは、米国の「アンカーホッキング社」が
1941年〜1986年まで製造していた耐熱ガラス製の食器です。ファイヤーキングは当時のアメリカの一般家庭やレストランでも広く愛用され、その耐久性や何百通り以上もあるパターンの豊富さから、日本や世界でもたくさんのコレクターに愛され続けています。製造されていた30年間の間には、ほんの数年間しか製造されなかったレア・アイテムなどもあります。アド(広告宣伝)マグをはじめ、企業のロゴや広告がプリントされたマグカップ等は当時のアメリカで販促用ノベルティとしても普及しました。知れば知るほど奥が深く、何よりもデザインの暖かみと使用感の良さが抜群。あなただけのお気に入りが、きっとみつかることでしょう。