Dハンドルマグ アイボリー 1952年頃〜1955年頃製造 Fire-king ファイヤーキング(Sランク美品)
あなたの両手に寄り添って、心と暮らしを豊かにするDハンドルマグ
ハンドルの部分がアルファベットのDの形をしていることから、Dハンドルマグと呼ばれています。
ファイヤーキングを代表するマグカップのひとつ。
指がしっかり入り、ホールド感が安心のハンドル。
側面のゆるやかなカーブにより、マグカップを両手で包むように持った時に手のひらの外側の部分、第一関節、そして指先までがカップ本体に優しくフィットします。
冷たい飲み物はもちろんのこと、冬場の冷えるデスクワークの時などにもおすすめ。
注ぎ淹れたコーヒーやお茶から伝わる熱が優しく手先を温めてくれます。
ハンドルの上部(角)に見える小さな凹凸も「Dハンドルマグ」の特徴であり、ここが親指の位置になるため、片手でカップを持った時もしっかり安定します。
使えば使うほど、ミルクガラスの優しい口当たりに嬉しくなることでしょう。
状態について
ファイヤーキングの「アイボリー」系の食器は、ブランド開始の1940年代から製造されている、歴史あるカラーです。
アイボリーは製造時にガラスを練った際に発生する白い曲線(練りムラとも呼ばれる)が生じる場合がとても多いです。
ボディ外側の状態
全体的にキラキラ、ツヤツヤとしています。
全体のツヤも美しく、とてもきれいな状態です。
使用感はほとんど感じられません。
リム(飲み口)の状態
飲み口の内側の一か所に、製造時のすすが付着したかと思われる黒い着色がみられます。詳しくは写真をご確認ください。
ボディ内側の状態
全体的にキラキラ、ツヤツヤとしています。
内側の底面にS字状の、ガラスを練った曲線(練りムラとも呼ばれる)がみられます。
練りムラは、ヴィンテージのミルクガラス全般に見られるごく一般的な現象です。
内側の底面から側面にわたって複数の短い線がちょんちょんと見えますが、これもガラスを練る際に生じたマーブル模様が、角度を付けて目視した際に濃淡の違いで影に見えているだけです。
いずれもヒビや割れではありませんので、ご安心ください。
テーブル接地面の状態
がたつきなし。安定しています。
テーブルに擦れたようなツヤ褪せもなく、使用感はほとんど感じられない綺麗な状態です。
大切な方へのプレゼントにも、自信をもっておすすめできる美しいコンディションです。
詳しくは写真をご確認くださいませ。
(Sランク美品)
仕様について
原産国:アメリカ合衆国 アンカーホッキング社
製造:1952年頃〜1955年頃
刻印:OVEN Fire-king WARE
素材:オーブン耐熱ガラス
サイズ:横8.3cm×高さ8.6cm
色について
ファイヤーキングの中でも貴重なアイボリーシリーズは、色の濃さや形状もひとつひとつに微妙な個性があります。まるで濃いミルクキャンディーのような色合いは食卓の上でも優しい光を保ち、和食にも相性が良いです。
色はおおまかに3〜4パターンに分類されます。
・ダークアイボリー(初期ロットのみのレア品)
・アイボリー
・ライトアイボリー(アイボリーホワイトとも呼ばれる)
・ホワイト
よく流通しているものが「アイボリー」。
最も色が濃い「ダークアイボリー」は初期製造ロットのみに存在するカラーです。Fire-kingの中でも特に初期のほうに作られていたもので、レア度はとても高いです。
日常のご利用について
台所用漂白剤・台所用洗剤の使用可能です。
食器洗浄機はガラス食器を傷める原因になりますので、柔らかいスポンジで手洗いでお願いします。オーブン使用可能です。
油汚れもご家庭の洗剤でサッと落ちて、泡ぎれも綺麗。
歴史について
ファイヤーキングとは、米国の「アンカーホッキング社」が1941年〜1986年まで製造していた耐熱ガラス製の食器です。ファイヤーキングは当時のアメリカの一般家庭やレストランでも広く愛用され、その耐久性や何百通り以上もあるパターンの豊富さから、日本や世界でもたくさんのコレクターに愛され続けています。製造されていた30年間の間には、ほんの数年間しか製造されなかったレア・アイテムなどもあります。アド(広告宣伝)マグをはじめ、企業のロゴや広告がプリントされたマグカップ等は当時のアメリカで販促用ノベルティとしても普及しました。
合理性を好むアメリカならではの、シンプルながら工夫を凝らしたデザイン。
その頑丈さは、製造から年月が経過した現在でも生きており、毎日の食卓に、ハッピーと輝きを与えてくれます。当時の工業製品は人力に頼るところが多かったため、わずかな重さや個性が食器のひとつひとつにみられるのもヴィンテージ・ファイヤーキングの楽しみでもあります。知れば知るほど奥が深く、何よりもデザインの暖かみと使用感の良さが抜群。あなただけのお気に入りが、きっとみつかることでしょう。