Dハンドルマグ ホワイト 1960年代〜1976年頃製造 Fire-king ファイヤーキング(S-Aランク品)
あなたの両手に寄り添って、心と暮らしを豊かにするDハンドルマグ
ハンドルの部分がアルファベットのDの形をしていることから、Dハンドルマグと呼ばれています。
ファイヤーキングを代表するマグカップのひとつ。
指がしっかり入り、ホールド感が安心のハンドル。
側面のゆるやかなカーブにより、マグカップを両手で包むように持った時に手のひらの外側の部分、第一関節、そして指先までがカップ本体に優しくフィットします。
冷たい飲み物はもちろんのこと、冬場の冷えるデスクワークの時などにもおすすめ。
注ぎ淹れたコーヒーやお茶から伝わる熱が優しく手先を温めてくれます。
ハンドルの上部(角)に見える小さな凹凸も「Dハンドルマグ」の特徴であり、ここが親指の位置になるため、片手でカップを持った時もしっかり安定します。
使えば使うほど、ミルクガラスの優しい口当たりに嬉しくなることでしょう。
状態
●全体の色ツヤ…
全体的にキラキラ、ツヤツヤとしています。全体のツヤも美しく、とてもきれいな状態です。
●リム(飲み口)…
指ざわりなめらかで、とてもきれいな状態です。目視では段差があるように見えるのですが、指で実際に触ると凹凸はまったく感じられません。フレアバイトなし。
ハンドルから一番遠い、左右の食器接合部の一番上が横幅2ミリ分ほどゆるやかな凹みがみられますが、これはおそらく後天的なカケではなく、ガラスの製造時に型から外す際に「もっていかれた」箇所ではないかと予想されます。
●ボディ内側の状態…
全体的にキラキラ、ツヤツヤとしています。
●内側の底面…
練りムラなし。若干、スプーンをかきまぜたようなカトラリー跡の使用感がありますが、ごくわずかなものです。
目立つ範囲ではありませんが、お値段に反映させていただきました。
●テーブル接地面の状態…
がたつきなし。安定しています。
Fire-kingが欲しいという大切な方へのプレゼントにも、自信を持っておすすめできる美しいコンディションです。
詳しくは写真をご確認くださいませ。
仕様について
原産国:アメリカ合衆国 アンカーホッキング社
製造:1960年代〜1976年頃
刻印:ANCHOR HOCKING アンカーマーク Fire-king OVEN-PROOF MADE IN U.S.A.
素材:オーブン耐熱ガラス
サイズ:横8.3cm×高さ8.6cm
色について
よく流通しているものが「ホワイト」。広告マグや観光地のお土産マグなど、多くのプリントマグやカラーマグの基礎となっているアイテムです。
ファイヤーキングの中でも特にアイボリーのシリーズは、色の濃さや形状もひとつひとつに微妙な個性があります。まるで濃いミルクキャンディーのような色合いは食卓の上でも優しい光を保ち、和食にも相性が良いです。
色はおおまかに3〜4パターンに分類されます。
・ダークアイボリー(初期ロットのみのレア品)
・アイボリー
・ライトアイボリー(アイボリーホワイトとも呼ばれる)
・ホワイト
最も色が濃い「ダークアイボリー」は初期製造ロットのみに存在するカラーです。Fire-kingの中でも特に初期のほうに作られていたもので、レア度はとても高いです。
日常のご利用について
台所用漂白剤・台所用洗剤の使用可能です。
食器洗浄機はガラス食器を傷める原因になりますので、柔らかいスポンジで手洗いでお願いします。オーブン使用可能です。
油汚れもご家庭の洗剤でサッと落ちて、泡ぎれも綺麗。
歴史について
ファイヤーキングとは、米国の「アンカーホッキング社」が1941年〜1986年まで製造していた耐熱ガラス製の食器です。ファイヤーキングは当時のアメリカの一般家庭やレストランでも広く愛用され、その耐久性や何百通り以上もあるパターンの豊富さから、日本や世界でもたくさんのコレクターに愛され続けています。製造されていた30年間の間には、ほんの数年間しか製造されなかったレア・アイテムなどもあります。アド(広告宣伝)マグをはじめ、企業のロゴや広告がプリントされたマグカップ等は当時のアメリカで販促用ノベルティとしても普及しました。
合理性を好むアメリカならではの、シンプルながら工夫を凝らしたデザイン。
その頑丈さは、製造から年月が経過した現在でも生きており、毎日の食卓に、ハッピーと輝きを与えてくれます。当時の工業製品は人力に頼るところが多かったため、わずかな重さや個性が食器のひとつひとつにみられるのもヴィンテージ・ファイヤーキングの楽しみでもあります。知れば知るほど奥が深く、何よりもデザインの暖かみと使用感の良さが抜群。あなただけのお気に入りが、きっとみつかることでしょう。