男性モデルは身長168cm 体重55kg 肩幅44cm 胸囲93cm ウエスト73cmです。
モデルが試着しているのは「34サイズ」です。普段はWorkersのSサイズや36サイズを着ている体型です。
■WORKERS/ワーカーズからのメッセージ■
N-1のオリジナルを解体し型紙を作成。オリジナルそのままのゆったりとしたシルエット。
表生地にWORKERSのモールスキンを。風を通しにくく、しなやかな素材です。
裏生地は、ウール100%・内アルパカを15%使ったパイル生地。毛足が長く、ちくちくしづらい物です。
ファスナーにはTALONのデッドストックの引き手、テープはもちろん綿。N-1の弱点、襟がちくちくするのを防ぐため、襟にはリアルムートンを。
そして、手元は風の侵入を防ぐ輪編みのリブ。
作り自体は、ごく普通のN-1ですが、それぞれ素材は今手に入る中でも最良のものを使いました。
今回、初めてN-1を作ってみてわかったのがその素材のコスト。
「当然裏地は本物のアルパカを使ったパイルで」
「表地はオリジナルとは違う、より手のかかったモールスキンで」
「リブは輪編みの別注で」
「ファスナーはTALONのデッドストック」
「襟にはより豪華にリアルムートンで」
と、素材に凝りすぎたおかげで非常に高価になってしまいました。
世に存在するN-1が、素材を余り大きく変えていない理由がここにあります。
使う部材が多いので、それぞれにこだわると全体で非常に高価になってしまうからです。
それでも、今回は初めてということで気合いに気合いを入れ、超豪華仕様で作ってみました。
■雑貨屋マメチコが伝えたいこと■
US NAVYの傑作ジャケット「N-1」はその防寒性の高さ。
ミリタリー色の濃すぎないデザイン。シンプルかつ男らしい直線的なシルエット。
と、現代でも取り入れやすいモデルなこともあって、古着でも年々値段が高騰している人気アイテムです。
その「N-1」のオリジナルを解体し、作られたこちらが「N-1, Moleskin」(Workers)です。
バランスはまさにオリジナルの「N-1」なのですが、「気合いに気合いを入れて作った」とおっしゃるだけある超豪華仕様!!
裏地は本物のアルパカを使ったパイル。長い毛足で、いかにも保温力が高そうです。
表地は「Workers」のモールスキン。品のある鈍い光沢があり、オリジナルにはない新たな魅力が!
手元からの風を防ぐ輪編みのリブはこのジャケットのためにわざわざ別注したという拘りよう。
襟にはリアルムートンが贅沢に使われています。
ここまでしたら、全体の印象を決めるファスナーもおろそかに出来ない…ということで、やはり「TALON社」のデッドストックを使っています!
「Workers」側自身も書いていますが、「N-1」は構成する部材そのものが多いジャケットで、
それぞれに拘ると全体として非常に高価なジャケットになってしまうようです。
その辺りが、世に出る「N-1」の多くが素材を余り大きく変えていない理由でもあるわけですが、
(そこに切り込んでいくのは、ものづくりの視点で見たら、とても挑戦しがいのあるモチーフでもあるのでしょう。)
それでも、それを承知で今回生産にこぎ着けたのは、並々ならぬ「熱さ」のあらわれ。
現在手に入る中でも最良のものを厳選して仕立てられて特別な一着…!!
故にお値段は張りますが、プライス以上の価値がつまりにつまっております。
●品名 N-1, Moleskin
●素材
表地:11.5オンス・コットン100% モールスキン 生地染・抜染
裏地:アルパカパイル・ウール100% 内アルパカ15%
●附属
輪編みリブ、TALONオートマチックファスナー、襟ムートン
●縫製 総綿糸
●SIZE CHART 洗い後の実寸で単位はセンチです
サイズ 34
バスト 50.0
肩幅 43.0
着丈 68.0
袖丈 66.0
袖口幅 15.0
一度、水洗いして陰干ししたところ、わずかに縮みましたが、1サイズも縮むようなことはありませんでした。
WORKERS/ワーカーズ…
WORKERS/ワーカーズは、古いアメリカのワークウェアを基本に再現しつつ現代に合わせたものづくりをしている、岡山県倉敷市のブランドです。「Workers」はデニムの聖地、岡山県倉敷市で企画・生産されています。
オリジナルそのものを解体し、資料を辿り、時代背景にまで深く深く踏み込んだうえ、あくまで実用性に則した変更を加えていける柔軟性に私たち雑貨屋マメチコは、強く惹かれます。古着好きの「こうであって欲しい」を残しつつ、あくまで「今」着るために必要な要素を加えてリリースされる製品はクオリティと値段のバランスも良く、自信を持っておすすめできる製品です。