◆WORKERSが伝えたいこと◆
通称「ジャングルファティーグトラウザーズ(パンツ)」と呼ばれる、
60年代米軍で開発された熱帯用トラウザーズがモデル。
オリジナルには、”TROUSERS,MENS,COTTON WIND RESISTANT POPLIN”とスペックに記載があります。
6ポケットの代表格というと、M−51やM−65などありますが、あちらは厚手。
薄手、夏向きというとやはりジャングルファティーグが最右翼です。
私自身、ミリタリーのOD系トラウザーズに白シャツという組み合わせが好きです。
ミスマッチの妙というか、特に6ポケットのOD系に白のシャツ(ブルーではなく)なのです。
そんな組み合わせを久しぶりに着たい、でも重苦しくない6ポケットを…と考えた時に
ジャングルファティーグを履きたくなりました。
前期から後期まであり、特に後期であれば今でもデッドストックが手に入ります。
ならばそのまま作っても面白くないので、ディテールは前期・後期をミックス。
型紙は、オリジナルの前期・後期をトレースして検討。
ジャングルファティーグ自体、M−51のようにオーバーパンツではないので極端に
また上が深いこともなく変更は膝・裾の絞り程度。
軍パンであり、その雰囲気は残しつつもより現代的に、街で着ても浮かないシルエットを目指しました。
素材はコットンポプリン。
細番手の強撚糸を密に平織り。
綿でありながら、若干ナイロン的なザラっとした手触りが特徴です。
◆マメチコが感じたこと◆
軍パンにも定評のあるワーカーズの新作ジャングルファティーグトラウザー。
すこぶる出来が良いパンツです。
ジャングルファティーグはアメリカ軍の熱帯用野戦服の通称で、薄手で夏向きの素材感がこれからの時期にピッタリ。
配された6つのポケットで、最低限必要な小物類くらいなら収まってしまう収納力があるのも嬉しいポイントですね(暑くなってくればあまり荷物は持ちたくないでしょうし。)
ワーカーズ版ジャングルファティーグは、前期・後期と仕様の異なるディテールをミックスし、らしい雰囲気は残しつつもより現代的に調整されたシルエットが特徴です。
●品名 Jungle Fatigue Trousers, Navy
●素材 コットン100%、ポプリン
●寸法(平置き採寸です。ウエスト、ワタリ、裾幅は2倍してお考えください。)
:
Sサイズ:
ウエスト…38.5cm
前また上…31cm
後ろまた上…37cm
ワタリ…35cm
レングス…77cm
裾幅…21cm
:
Mサイズ:
ウエスト…40cm
前また上…32cm
後ろまた上…38cm
ワタリ…36cm
レングス…77cm
裾幅…21cm
Workers K&T/ワーカーズは、古いアメリカのワークウェアを基本に再現しつつ現代に合わせたものづくりをしている、岡山県倉敷市のブランド。デニムの聖地、岡山県倉敷市で企画・生産されています。
オリジナルそのものを解体し、資料を辿り、時代背景にまで深く深く踏み込んだうえ、あくまで実用性に則した変更を加えていける柔軟性に私たち雑貨屋マメチコは、強く惹かれます。古着好きの「こうであって欲しい」を残しつつ、あくまで「今」着るために必要な要素を加えてリリースされる製品はクオリティと値段のバランスも良く、自信を持っておすすめできる製品です。