WORKERSが、綿からこだわった本格派。ジャケットに似合うジーンズ。
撮影時の男性モデルは身長168cm 体重55kg 肩幅44cm 胸囲91cm です。
写真で男性モデルが試着しているのは30サイズです。
◆WORKERSからのメッセージ◆
ついに、綿から選んで作ったデニムを作りました。
今回、0から生地を作りジーンズを作るため心がけたのが「ベーシックであること」。
今回の綿=アプランド綿は極めてベーシックな綿です。
今回はベーシック中のベーシックを極める為、米国アプランド綿を選びました。
(繊維長で約27.8-28.6ミリ程度。同じ米綿でもスーピマ綿が36.2ミリ程度の超長綿と比較すればその長さの違いは明らかです。
綿も品種改良が進み、一般的に50年前の綿と比べても数ミリ程度、繊維相場の基準繊維長も長くなっています。
一方で、農作物はいくら品種改良をしようとも品質はその環境に大きく左右されるとも言われます。)
綿はよりクラシックな雰囲気を醸し出すため、ペルーやインドなど、米綿以外を混ぜる方法もあります。
インディゴ染めにしても下染めでピュアインディゴとは違う味わいを作り出す方法もあるのですが
それらを行わず、米綿・ピュアインディゴにこだわりました。
インディゴ100%、下染め・後染めはしないピュアインディゴ染めです。
結果、出来上がった色味は青が強く私のイメージ通りになっています。
セルビッジの色糸は他のタテ糸と同じ、インディゴ染めの糸を入れています。
シルエットはスリムテーパードの802。立った姿が美しい、ジャケットに合わせて良く似合うジーンズです。
完成した生地は防縮加工や毛羽を取り去る毛焼きは行わない「キバタデニム」。
洗うと縮みねじれるのが特徴。
お届けする際は、ワンウォッシュ・タンブラーにかけて、できる限り縮めてからお送りします。
裾上げについて
裾から10センチ程度は裾幅を同寸にしているので、レングス30インチ程度までは裾上げしても裾幅が変わりません。
●品名 Lot 802 Slim Tapered Jeans
●素材 13.75オンス・コットン100%・右綾デニム 未防縮
●付属 オリジナルボタン・銅リベット
●縫製 すべて綿糸を使用(6番〜30番を使用)
●価格 18,000円(税別)
◆Lot 802 Slim Tapered Jeans が出来るまで◆
アプランド綿を日本に輸入し、紡績(糸作り)。
ビンテージジーンズに見られるムラ糸の形状をスキャンし糸形状を決めます。
これもあまり強すぎないムラにコントロールしています。
次に、出来上がった糸をロープ染色します。
当然、糸を染めるには「何番」とか、その色番号やスペックがあるのですが、やはり綿自体によっても微妙に仕上がりの色が違います。
今回、比較的赤みが少なく青みが強く出ているのが色の特徴です。
さらに、ロープ染色した糸は織り機にかけるため、立て糸を織り機のビームに巻き直し織布屋さんへ。
織布はミミ付の力織機を使用しました。
ローテンションで織ることで、ふっくらとした風合いになり、糸、さらには綿本来が持つキャラクターを消さないようにしています。
脇の割、左右の身頃を合わせる通称「小股」、ヨーク、帯付けは太番手の糸を使っています。
綿糸で強度を出すための仕様ですが、これが結果としてセルビッジのデコボコとしたアタリ、ヨークの強いパッカリングを生んでくれています。
●寸法(洗い後の実寸です。)
:
28size:
ウエスト…72.0cm
レングス…85.0cm
前また上…24.0cm
後ろまた上…35.5cm
ワタリ…29.8cm
裾幅…18.0cm
:
30size:
ウエスト…77.0cm
レングス…85.0cm
前また上…24.0cm
後ろまた上…36.0cm
ワタリ…30.8cm
裾幅…18.0cm
:
32size:
ウエスト…82.0cm
レングス…85.0cm
前また上…24.0cm
後ろまた上…36.0cm
ワタリ…32.0cm
裾幅…18.5cm
ワンウォッシュ・乾燥機で乾燥済みの洗い済みサンプルの実寸を測り、各サイズグレードしています。
前また上はクロッチ(後ろ身頃との境目)からウェストのベルトつけ位置まで。
後ろまた上はクロッチ(前身頃との境目)からウェストのベルトつけ位置まで。
ワタリはクロッチ部分を水平にはかっています。表記サイズをほぼ洗い上がりサイズにしています。
サイズを選ぶ際は、股上の深さに注目してください。
お手持ちのパンツで、股上の近いものを探し、そのパンツのウェスト周りと、上記寸法表を比較しサイズを選んでください。
サイズが合わない場合は未洗いであれば返品、在庫があれば交換も可能ですので、お気軽にご注文ください。
Workers K&T/ワーカーズは、古いアメリカのワークウェアを基本に再現しつつ現代に合わせたものづくりをしている、岡山県倉敷市のブランド。デニムの聖地、岡山県倉敷市で企画・生産されています。
オリジナルそのものを解体し、資料を辿り、時代背景にまで深く深く踏み込んだうえ、あくまで実用性に則した変更を加えていける柔軟性に私たち雑貨屋マメチコは、強く惹かれます。古着好きの「こうであって欲しい」を残しつつ、あくまで「今」着るために必要な要素を加えてリリースされる製品はクオリティと値段のバランスも良く、自信を持っておすすめできる製品です。