男性モデルは身長１６８cm 体重５５kg 肩幅４４ｃｍ 胸囲９1ｃｍ です。
モデルが試着しているのは30サイズです。
◆ＷＯＲＫＥＲＳが伝えたいこと◆
最近気になる素材、それが Reversed Satten（バックサテン）です。ベーカーパンツ、M-51やM-65といったミリタリーでおなじみの素材。比較的、生地厚がありしなやか。
また、体感ですが社風性も高く冬場にアウターとして着ると暖かい。そんな素材でユーティリティなトラウザーズを作りました。
色はシックなものを。ブラックはタテヨコともに硫化。ワンウォッシュでもすでに色変化がみられます。
グレーは同じく、タテ糸には黒をかけヨコ糸に「トップ杢」という、綿で白・グレーを混ぜて杢糸にしたものを使っています。ちょうど、Tシャツやスウェットでおなじみのグレー杢糸といえばわかりやすいでしょう。
一色のグレーではなく、微妙に色が混ざり合った色。さらに、タテ糸は黒一色なので、全体の色調は落ち着きます。
形はベーシックな細みのトラウザー型。「ユーティリティ」であるため、フロントボタンは打ち込みで強度を高めます。
さらに、ウエストにはミリタリートラウザーズでおなじみ、サイズ微調節用のタブを。
ここは糸付ボタンにして、ベルトをしてもボタンの厚みでウエストが痛くないように。
フロントのコインポケットはオミット。細身のトラウザーズなのでウエスト周りに厚みを出したくなかったためです。
もともと「冬にはくチノパン的トラウザーズは・・・」と考えているうちに「風を防ぎ、適度な厚みのあるバックサテンはどうだろうか？」というアイデアを形にしました。
フロントはシンプルなトラウザーズ型。あえて、コインポケットはつけていません。どうしても、コインポケットの袋布がごわつくためです。
フロント開きはヒヨク。ホールの間にはヒヨク留めステッチが入るクラシックな仕様。
ボタンは13スターのタックボタン。強度とイージーさを考えての事。
フロントポケットはななめ切り替え。少しカジュアルな印象ですが、手の入れやすさは脇の縫い目利用より一段上。
ループはウェストに流し込み。これこそ、やってもやらなくても良い仕様なのですが、私にとってのトラウザーらしさの象徴。現代では、ループを切って・折って・カン止めする「オートベルター」がある為普通であれば避けられる仕様。それをあえて取り入れてクラシカルなトラウザーらしさを強調しています。
ウェスト裏にはサイズネームを流し込み。
反対側にはミリタリー風のブランドネーム。
背面、細玉縁ポケット。これも、もっと細くも出来るのですが、そうすると縫い代が薄く（浅く）なり、長く着用すると切れてしまうことがあります。そこで、あえて細くしすぎない両玉縁にしています。
ウェストにはタブをつけてサイズ調節ができるように。ここはベルトをするときもあるので、厚みが無い、薄い四つ穴ボタンにしています。
脇・内または二本針の巻き縫い。
●品名 Reversed Sateen Trousers, Grey
●素材 9オンス・コットン100％・バックサテン
●付属 13スターボタン/糸付尿素ボタン
●縫製 総綿糸
●寸法（洗い後の実寸です。）
30size：
ウエスト…79.0cm
レングス…82.0cm
前また上…27.5cm
後ろまた上…38.6cm
ワタリ…30.5cm
裾幅…18.5cm
：
32size：
ウエスト…84.0cm
レングス…82.0cm
前また上…28.0cm
後ろまた上…39.0cm
ワタリ…31.5cm
裾幅…18.5cm
ワンウォッシュ・乾燥機で乾燥済みの洗い済みサンプルの実寸を測り、各サイズグレードしています。
前また上はクロッチ（後ろ身頃との境目）からベルト上端まで。
後ろまた上はクロッチ（前身頃との境目）からベルト上端まで。
ワタリはクロッチから下を水平に測っています。
サイズを選ぶ際は、股上の深さに注目してください。お手持ちのパンツで、股上の近いものを探し、そのパンツのウェスト周りと、上記寸法表を比較しサイズを選んでください。
Workers K&T/ワーカーズは、古いアメリカのワークウェアを基本に再現しつつ現代に合わせたものづくりをしている、岡山県倉敷市のブランド。デニムの聖地、岡山県倉敷市で企画・生産されています。
オリジナルそのものを解体し、資料を辿り、時代背景にまで深く深く踏み込んだうえ、あくまで実用性に則した変更を加えていける柔軟性に私たち雑貨屋マメチコは、強く惹かれます。古着好きの「こうであって欲しい」を残しつつ、あくまで「今」着るために必要な要素を加えてリリースされる製品はクオリティと値段のバランスも良く、自信を持っておすすめできる製品です。
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