上記の写真画像のモデルは通常、Workersの30サイズのジーンズ・チノパンを着用している体型です。EZ BakerはSサイズを着用しています。(※裾はロールアップしています)
写真画像のモデルは通常、32サイズ(83センチ近辺)のジーンズ・チノパンを着用している体型です。EZ BakerはSサイズでジャストでした。
◆WORKERSが伝えたいこと◆
前回好評だった「クライミングベーカー」。これをよりイージーパンツ的な作りに、また裾を細みにしています。
ベーカーパンツにせよ、クライミングパンツにせよ、ウエストに調節機能があります。
前者はタブ、後者はゴム。
このウエスト調節機能こそがイージーな履き心地、着心地の特徴。
そこで、ベーカーパンツのデザインによりさらにイージーな履き心地のゴムを入れたのが始まり。
昨年は、ウエストにテープ&バックルでクライミングパンツの仕様にしましたが、今回はウエスト裏にテープを通し、調整補助具は見えない形にしたのが本製品。
さらに、ボタンを打ちこみボタンにして強度を上げています。
ODは定番のコットンサテン。もともと、ベーカーパンツを作る時にスペックを読み込んで生地屋さんに依頼したもの。
染める前にマーセライズ加工(アルカリで生地表面に光沢・つるつる感を出す)することで、独特の目がつぶれたような生地表面になります。
洗いこむごとに色合いが徐々に変化していきます。
ベーカー出自のミリタリーらしい色で秋冬の落ち着いたコーディネイトにも。
ワンウォッシュ済の製品をお送りいたします。
フロントはおなじみ、ベーカーパンツのデザイン。
ウェストボタンを糸付から、さらに強度の高いタックボタンに変更。
フロント開きはファスナー。ウェストにはゴムを通し、さらにサイズ微調節用にヘリンボンテープを通しています。
スピンドルはウェスト内で縫いとめていないので不要であれば引き抜いてしまうことが出来ます。
昨年作った「Climbing Baker」では、ウェストゴムのサポートで厚地のテープ+プラスチックバックルをつけていました。
ゴムが機能しなくなったときや、ゴムだけではウェストの絞りが弱いなと感じた時には便利な反面、
ゴムで適度なウェストフィット感が得られればバックルが邪魔に成ってしまいます。
また、そのバックルテープ自体を縫いとめていたので一度切ってしまうと、復元が難しい。
そこで、利便性はバックルより下がりますが、原始的なウェスト調整補助としてヘリンボンテープを通しています。
フロントのタックボタン。ミリタリー的なデザインで13スター。
メッキを別注して、独特なかすれたような風合いが気に入っています。
フロントファスナーはYKKのクラシック風ファスナー、オールドアメリカン。
正直、非常にお高いので使うのに躊躇するときもありますが、
デザインの大元、ビンテージのベーカーパンツに似つかわしいファスナーを…と探すと、どうしてもこれを使いたくなります。
ウェストにはネーム・サイズネームを流し込み。
バックもベーカーパンツと同じく、2パッチポケット+フラップ。
ポケットに手が入れやすいよう、少しポケット付け位置よりもポケット本体を大きく作っています。
それが、縦に皺に成って見えています。
バックポケットのボタンも今回はタックボタン。これも強度考えての事。
二本針で縫った角の糸飛ばし。
●素材 8.5オンス・コットン100%、硫化染めバックサテン
●付属 UNIVERSALオートマチックファスナー
●縫製 総綿糸
●価格 16000円(本体価格)
●寸法(洗い後の実寸です。ワンウォッシュ済の製品をお送りいたします。)
Sサイズ:
ウエスト最少〜最大…77.0cm〜84.0cm
レングス…82.5cm
前また上…31.0cm
後ろまた上…41.0cm
ワタリ…33.0cm
裾幅…18.0cm
Mサイズ:
ウエスト最少〜最大…82.0cm〜89.0cm
レングス…82.5cm
前また上…31.5cm
後ろまた上…41.5cm
ワタリ…34.0cm
裾幅…18.5cm
ワンウォッシュ・乾燥機で乾燥済みの洗い済みサンプルの実寸を測り、各サイズグレードしています。
ウェストはゴムを最大限伸ばした状態、ゴムが効いている状態(最少)として表記しています。
前また上はクロッチ(後ろ身頃との境目)からベルト上端まで。
後ろまた上はクロッチ(前身頃との境目)からベルト上端まで。
ワタリはクロッチから下を水平に測っています。
サイズを選ぶ際は、股上の深さに注目してください。お手持ちのパンツで、股上の近いものを探し、そのパンツのウェスト周りと、上記寸法表を比較しサイズを選んでください。
Workers K&T/ワーカーズは、古いアメリカのワークウェアを基本に再現しつつ現代に合わせたものづくりをしている、岡山県倉敷市のブランド。デニムの聖地、岡山県倉敷市で企画・生産されています。
オリジナルそのものを解体し、資料を辿り、時代背景にまで深く深く踏み込んだうえ、あくまで実用性に則した変更を加えていける柔軟性に私たち雑貨屋マメチコは、強く惹かれます。古着好きの「こうであって欲しい」を残しつつ、あくまで「今」着るために必要な要素を加えてリリースされる製品はクオリティと値段のバランスも良く、自信を持っておすすめできる製品です。