N-3 Puff Jacket,Khaki/Workers
※撮影時の男性モデルの体型…身長168cm、体重58kg、肩幅44cm、胸囲93cm、ウエスト75cm、肩から手首までの腕の長さ55.5cm
(商品はSサイズを着用)
◆雑貨屋マメチコが実際に着てみた感想◆
表生地にコットンリップストップ、裏地はナイロンリップ。
その間に3M/シンサレートを挟み込んでおり、暖かくて丈夫、そのうえ軽さも備えているのがパフジャケット。
袖口のコットンリブや脱着可能なフード、肌が直接ふれる襟裏には毛足の長いコーデュロイを貼るなど
使い勝手に優れたアウターとして昨年もご好評をいただきました。
今年は、これまでのクルーザージャケット的なデザインから変更されて、
ミリタリーアイテムのN-3系を彷彿とさせるデザインでリリースです。
さらに軽く、さらりと羽織れて大人っぽい。
服との距離感がぐっと身近になったような印象すら感じます。
一段薄いシンサレートハイロフトをチョイス。
ボリュームが抑えられたことで、ジャケットや厚みのあるニットものなどの上から羽織っても
窮屈さを感じないバランスへと改良されています。
どうしてもかさばってしまう冬の防寒着の中にあって、これだけの保温力を持たせながら薄くや軽いことはかなり魅力的!
スペックが行き過ぎて「暑い」に達してしまわない「さじ加減」が絶妙で、
例えは車や電車での移動時など、おさまりの良さと適度な暖かさを感じていただけるでしょう。
By.Mamechico
◆WORKERSが伝えたいこと◆
表生地にコットンリップストップ、裏地はナイロンリップ。
その間に3M/シンサレートを挟み込んだパフジャケット。
裏地に中綿をとめつけ、中綿が落ちることを防いでいます。
袖口にはコットンリブを入れて防寒性をアップ。
フードは奪着可能。
フード付けスナップを襟にそのままではなく別布に。
フードが引っ張られても襟本体が引っ張られないので簡単にはフードが取れません。
スタンドカラーの肌側は毛足の長いコーデュロイ。
首周りの防寒性と肌触りの良さを考えています。
昨年はクルーザージャケットをデザインソースにしましたが、今年はその名の通りミリタリーのN-3系を。
機能面でも、縦長のハンドウォーマー&腰のフラップと、ポケットはより実用性が高くなっています。
去年、自分でも着てみて感じたのがシンサレートハイロフトの暖かさ。
今年は、それよりも1ランク薄いものを使ってすっきりと。
これならば、中にシャツ&セーター程度を着るとちょうどよい厚み具合。
ファスナーはミリタリーウェアらしく、YKK製のオールドアメリカンの中でもワイヤー引き手の物を。
そのままでは使い勝手が悪いので、テープを引手につけています。
38サイズで1200グラム程度。
アウターにしては軽く、着ていて疲れにくいのが特徴です。
By.WORKERS
◆サイズ感について◆
中にシャツ+ローゲージセーター程度を着用可能です。
襟周り。スタンドカラーの内側、肌に触れる部分には毛足の長いコーデュロイを使い防寒性を高めています。
アウターとして着るコートなので、ある程度中に着こめるように首回りがきつくなりすぎない寸法を目指しました。
太畦コーデュロイの風合いが良くわかります。特に今柔らかく、毛足の長い物を使っています。
ネームはミリタリー風のデザインの物を裏地にたたきつけ。表地と同じく、裏地も格子状に模様が見えるリップストップ。模様状に見える部分の糸が太くなっているため、万が一裂けてもそこで止まる(Rip=裂けるのをStop)という生地です。
脱着式のフード。特に車を運転するときは、フードが無い方が首回りが楽なためです。
ただ、フードの防寒性というのは大切で、これも昨年、雪が舞う新神戸のホーム。とにかく寒かったのですが、フードをかぶり頭を守るとそれだけで体感温度がぐっと変わります。
矢印のフード受け、これも非常に大事なパーツ。襟にそのままスナップをつけてしまうと、フードが引っ張られた時に力がそのままかかるのですぐに取れてしまいます。そこで、このフード受けをつけると、力が分散され、また、引っ張ろうとする方向に生地が倒れるのでまっすぐ力がかからなくなります。スナップに対してヨコから力がかかるので、そう簡単には外れなくなります。
実際にフードをかぶった状態。何度も修正を繰り返した寸法なので、よほど首が太い、頭が大きくない限りかぶりやすい形。
開口部についたスピンドル(紐)と豚バナ(革)で調節ができます。
とても地味な部分ですが、ここも見えない部分で変更した部分。中に入れている芯を昨年よりさらに硬い物にしています。(ここはシャツと違い、あえての完全接着芯。硬さ、ハリを出したかったため)
ファスナー裏の持ち出し、これが風の侵入を防いでくれるのですが、どうしてもファスナーを止める時に噛みそうになります。(上げ方を工夫すればよいのですが)そこで、今回はさらに硬い芯を入れて、持ち出しをしっかりさせています。
ファスナーはYKKが作ったビンテージ風ファスナー、オールドアメリカン。その中でも10号という一番大きなサイズの物を使っています。ビンテージのコンマーやスコービルライクで良い雰囲気。かつ、すべりの良さがこれもアウターのファスナーには欠かせない部分。
腰ポケットはフラップ付の玉縁ポケット。玉縁を切る部分には補強として裏にヘリンボンテープを当てています。
手の入れやすい角度でハンドウォーマーポケット。中の袋布は軽く起毛した生地を使い、手を入れた時の暖かさをアップ。
袖口は中にリブを入れて、ここも防寒性を高めています。リブはコットン100%で手触りが良い物を。あえて輪編みではなく、縫い目のあるものを。どうしても、輪編みの場合寸法が一定にしか作れません。今回のアウターには細すぎるのです。
シンサレート(中綿)はすべて裏地側に止めつけています。
キルティングのように、多くのステッチで止めているのではないので、綿本来が持つふくらみがあります。ただ、要所要所はしっかりステッチで止まっているので家庭で洗濯をしても中綿が落ちません。ダウンとも違い、中綿自体は不織布のように、布に成っているため、引きちぎらない限り落ちてこないのです。
●素材
表地:6.5オンス コットン100% リップストップ
中綿:シンサレート ポリエステル100%
裏地:ナイロン100%リップストップ
別布:コットン100% コーデュロイ
●附属
リブ:コットン100%/ YKK製オールドアメリカンジッパー
●縫製
総スパン糸
●寸法(平置き採寸)
Sサイズ:
身幅…53.0cm
肩幅…46.0cm
着丈…78.0cm
袖丈…66.0cm
袖口幅…15.5cm
Mサイズ:
身幅…56.0cm
肩幅…48.0cm
着丈…79.0cm
袖丈…67.0cm
袖口幅…15.5
※サンプル実寸を測り各サイズにグレードしています。縫製および洗い、また採寸方法による誤差はご容赦ください。
Workers K&T/ワーカーズは、古いアメリカのワークウェアを基本に再現しつつ現代に合わせたものづくりをしている、岡山県倉敷市のブランド。デニムの聖地、岡山県倉敷市で企画・生産されています。オリジナルそのものを解体し、資料を辿り、時代背景にまで深く深く踏み込んだうえ、あくまで実用性に則した変更を加えていける柔軟性に私たち雑貨屋マメチコは、強く惹かれます。古着好きの「こうであって欲しい」を残しつつ、あくまで「今」着るために必要な要素を加えてリリースされる製品はクオリティと値段のバランスも良く、自信を持っておすすめできる製品です。
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