Modified BD, White Spima Oxford
Workersが伝えたいこと
5.5オンス、スーピマコットン100%、オックスフォード。
生地・紡績さんいわく、超長綿の中でもスーピマはフシがあり、力強い。
超高級素材…というよりは、クオリティと価格のバランスが良い。
このオックスを織る糸はタテ40 番×ヨコ10 番。
ヨコに太めの糸を打っているので強度がある。
その分、表情はカジュアル。
Modified Fit はこの10年程のシルエットの流れを数値化して研究、導き出しました。
2000 年代、タイトフィッティングから始まり2017 年、最近は少しルーズなフィットが流れ。
これら、時代に求められるシルエットに加え、
本来の「シャツとしての機能性」「日本人の体形に合う寸法」を考えて
各部の寸法・曲線を型紙に落とし込みました。
身頃、フィット感はあるけれどもピタピタでは無い。
肩幅も落ちすぎず、入りすぎず。着丈は裾を出しても・入れても着られる72-3 センチ程を中心に。
袖ぐりのカマ(縦方向の寸法)自体はある程度寸法があり、窮屈さは無い。
でも肘から先をわずかに細くしてすっきりと。
その分、袖がまくりづらくなるので、袖口の開きは深めにとる…といったように、
論理的に考えて型紙をひいています。
デザイン的なシャツでは無く、設計的なシャツとでもいうのでしょうか。
型紙を自分でひくからこそ、こういう作り方の品番もあるのです。
製品はワンウォッシュ済みです。
By.WORKERS
商品の詳細
ボタンダウンシャツの顔といえば襟。
Modified BDの羽襟は通称「フルロール」。8.5センチほどの現代からすると大きな襟。
ボタンを締めた状態ではペタッと平らに、ボタンを緩めると美しいロールが見えます。
肩ヨークはステッチ無し。ステッチ無しだと少し、ドレスウェア的に見える部分。
あえて陰影をつけて撮影してみました。
前立て、袖ぐりに出た立体的な皺がわかります。
オックスで、かつ、アメリカ的なチェーンステッチを多用した縫いから出来るこの皺。
これこそが「ドレスウェアよりでも、どこかカジュアル」な一種、独特な雰囲気を作り出します。
羽襟のステッチギリギリに入れたボタンホール。
簡単そうに見えて、厚みが違う部分なので綺麗にホールをあけるのはコツが要ります。
特にオックスは生地の厚みがあるので難しい部分。
アップにすると無地のオックス、チェックのブロード、糸の太さに違いがあるのがわかります。
アメリカ的BDというと、ポケットは外せません。
ドレスシャツだとポケットが省かれる事がありますが、
ボタンダウンシャツはどこか「道具」とか「スポーツウェア」なイメージがドレスシャツの中でもあります。
素材がタフなオックスフォードだったり、襟がはためかないようボタンで留められたり。
BDにはやはり残したいものです。
肩は縫い目無し。背中側のヨークも縫い目無しで、
だれが呼んだか「コンストラクションヨーク」とか「アメリカでこのメーカーだけ」とか言われますが、
そんなことはなくて「ステッチ無しのヨーク」と言えば、昔から日本でもメジャーな仕様です。
ステッチが表から見えないほどドレスシャツらしいイメージになります。そういう意味で、ステッチ無しにしています。
これもアメリカ的ドレスシャツでははずせない、チェーンステッチ(環縫い)多本針による前立て始末。
カフスは表のみ芯止めステッチが入ります。
バックセンターには、たっぷりとプリーツ。
これがあるので、ボタンダウンは体が動いたときに身頃にその動きについていくだけの生地の余裕があるわけです。
商品の仕様・寸法
●素材 5.5オンス、スーピマコットン100%
●付属 樹脂ボタン
●法制 綿糸
●価格 12,500円(税抜き本体価格)
●寸法
14サイズ:
身幅….52.0cm
肩幅…44.0cm
着丈…72.0cm
袖丈…61.0cm
袖口幅…11.5-10.0cm
15サイズ:
身幅….55.0cm
肩幅…45.0cm
着丈…73.0 cm
袖丈…62.0cm
袖口幅…11.5-10.0cm
お客様にお送りする、実際の商品を計測した数値です。採寸方法による誤差はご容赦ください。
平置き採寸のため、身幅、袖口幅は2倍してお考えください。
普段ご利用されている、お手持ちのシャツと比較してご検討ください。