SS Sweat Shirt, Grey/Workers
Workersが伝えたいこと
UltraLight裏毛シリーズ。ショートスリーブスウェットは昨年に引き続いて登場。
裾にリブが無い分、どうしても生地が伸びやすい。
乾燥機にかければきゅっと縮まりはするのですが、何とかしてこの伸びを止めたい。
そこで考えたのが、Tシャツの肩に入れる伸び止めテープ。
あれを裾を折って縫う前に、一度縫いこんでみたらどうだろうか?というアイデア。
さっそくやってみると、案にたがわず洗濯しても伸びづらくなっています。
型紙でも一工夫して、裾に向かって寸法を小さく。これでリブが無くとも、裾の収まりが良くなります。
生地に伸縮性があるからこそできる寸法。伸びることも考えてギリギリを狙っています。
半袖スウェットというと「着る時期あるの?」の最たるものですが、このUltraLight裏毛は6オンス程度。
さらに、編みもふんわりと、裏毛も糸を起毛していないので肌にべったりくっついたりしません。
1枚ではもちろん、中に薄手のTシャツ(ヘインズとか)を着て、襟首からちらっと白Tが見えるのもお勧めです。
洗い無し、ノンウォッシュの製品をお送りします。
By.WORKERS
商品の詳細
極軽い裏毛(Ultra Light Sweat)を使ったシリーズ。
身生地が軽く、伸びやすいので首にフライス(リブ)を使っています。
肩部分はTシャツでおなじみの「タコバインダー」と呼ばれる方法。
先に肩・リブを繋いでから、裏に別布を当てながら二本針ミシンで縫います。
これも肩から後ろ首を伸びづらくするための仕様。
首回りのバランス、かなり良いと思います。
肩ステッチを少し後ろに回してサイドネック(首のつけねの肩側)でツノのようにならないように。
頭は通る、でも首回りはすっきり収まる寸法。
これは、身頃に対して首のリブ(フライス)を小さくすることで少し寸法が詰まる。
でも頭を通るときは伸びる。そしてフライスが戻る。そんな仕組みです。
カットソーの場合、生地がどれぐらい伸びて戻るのか。
これを計算に入れて、あえて寸法をずらしたものをつけることで要所要所できゅっと締めています。
胸ポケットは実用性+デザインを兼ねて。
今回の一番のポイントが袖口・裾部分。
まず縫う前に「空ロック」と呼ばれる、平らな状態でロックをかけます。
その時に、Tシャツで使われる肩の伸び止めテープを一緒に縫いこみます。
そのあと、折りあげてから再び縫う。裾部分は二度縫われています。
デザイン上、リブが裾につかない。また、身生地自体が薄く、ゆるく編んでいるので伸びやすい。
そこで、裾・袖口を伸びづらくするために、空ロック+伸び止めテープを入れています。
商品の仕様・寸法
●素材 ライトウェイト裏毛 約6オンス・コットン100%
●縫製 総スパン糸
●価格 7,000円(税抜き本体価格)
●寸法
Mサイズ:
身幅….52.0 cm
肩幅…44.0 cm
着丈…67.0 cm
袖丈…20.0 cm
袖口幅…16.0cm
Lサイズ:
身幅….54.0 cm
肩幅…45.0 cm
着丈…65.0 cm
袖丈…20.0 cm
袖口幅…16.0cm
サンプルをワンウォッシュ・天日乾燥後、実寸を測り各サイズにグレードしています。
縫製および洗い、また採寸方法による誤差はご容赦ください。
Workers K&T/ワーカーズは、古いアメリカ・ヨーロッパのウェアを基本に再現しつつ現代に合わせたものづくりをしている岡山県のブランド。オリジナルそのものを解体し、資料を辿り、時代背景にまで深く深く踏み込んだうえ、あくまで実用性に則した変更を加えていける柔軟性に私たち雑貨屋マメチコは強く惹かれます。古着好きの「こうであって欲しい」を残しつつ、あくまで「今」着るために必要な要素を加えてリリースされる製品はクオリティと値段のバランスも良く、自信を持っておすすめできる製品です。