Zip Work Shirt, Blue Chambray/Workers
※撮影時の男性モデルの体型…
身長168cm、体重65kg、肩幅44cm、胸囲97.5cm、ウエスト76cm、肩から手首までの腕の長さ55.5cm
商品は15サイズを着用しています。
Workersが伝えたいこと
まるで2009年頃のWORKERSのよう。
そう、もともとWORKERSはワークウェアばかり作っていたのです。
かなり久しぶりに作ったハーフジップのワークシャツ。
身幅、カマ(ネックから袖底までの縦方向)を出し、ゆったりとしたシルエットにしています。
仕様、俗に「チョコチン」と呼ばれるほんの少しだけ左上前が飛び出た台襟。
ファスナーはWALDESで綿テープ。トップの止めは左右対称。
左右別々に成らないジッパー、コ止めは左右対称を実物で確認したのでそれを真似しています。
生地はいずれもミミ(セルビッジ)有り、三角形に切り、脇のマチとして裾・脇の縫いに流し込んでいます。ブルーシャンブレーは定番の5.5オンス。
着こむと強烈に色落ちするインディゴ染。
ワンウォッシュでは硬い手触りが洗うごとにしなやかに。
ラインナップした生地はいずれも織り糸は20番。同じ太さ。
でも、打ち込み本数が違う、組織(糸の組み合わせ方)が違う、染が糸染・反染めと違う。
同じ番手の糸でも生地にバリエーションがある事が良くわかります。
By.WORKERS
商品の詳細
襟の先に少しだけ出たストラップ状のパーツ、誰が呼んだか「チョコチン」なんて呼ばれています。参考にしたのはPOWR HOUSEのオリジナル。
コ型の止めがあるファスナー。古いファスナーで見られる止めで、左右が分かれないファスナーの場合、左右ともに同じ形のコが使われるのが定番のようです。だいぶ前に、Zipper Gearでおなじみ、青田先生に教えていただき、それ以来、左右分かれないファスナーにはできるだけ同じ形状のコ止めにしてます。でも、これができるのは朝日ファスナーぐらいで、YKKのオールドアメリカンはやってくれません。オールドアメリカン、良いファスナーだと思うのですが、そのあたりは中途半端。
WALDES、朝日ファスナーが今は日本での商標持ってるファスナーです。TALONの扇型「風」引手のピンロックファスナー。テープは綿テープ。こういう部分の仕様を凝るからファスナー単価が高い=製品の上代が高くなってます。機能的には、YKKの現行ファスナー、テープもポリエステルでも何ら問題ないのですが、クラシックなワークシャツの雰囲気を出したいがためにこのファスナーを使っています。
胸ポケットはマチを最初に折って、それからポケット口を多本針ミシンで一気に縫っています。
左胸ポケットにはペンさしのホールつきです。
ファスナー付け、今回は一本針で取り付け。でも、過度のチョウチョは雰囲気で。
肩、袖ぐりは二本針。1/4インチ幅の巻縫い。
袖はちょっと凝ったクラシックな仕様で2ピース。袖ハギは生地を一枚同士で巻くので、厚みを乗り越えるところが無い。なので、細幅の巻縫いに。
袖口開きも、多本針ミシンを使った始末。せっかく、ミシンのラッパも工場さんが持っているので活用しました。
カフス付け・始末はダブルステッチ。ボタンは樹脂、いわゆる「尿素ボタン」と呼ばれるもの。
脇マチ、シャンブレーは耳使い。カーキシーチングは耳なし生地なので半分に折った生地をマチとしています。
背ヨークはストレート。Relianceの湾曲型とは違う、シンプルな形状。
商品の仕様・寸法
●素材 5.5オンス・コットン100%・シャンブレー
●附属 WALDESピンロック綿テープジッパー・尿素ボタン
●縫製 綿糸
●価格 15,000円(税抜き本体価格)
●寸法
14.5サイズ:
身幅…. 54.0 cm
肩幅… 45.0 cm
着丈… 75.0 cm
袖丈… 61.0 cm
袖口幅… 11.0 cm
15.5サイズ:
身幅…. 57.0 cm
肩幅… 46.0 cm
着丈… 77.0 cm
袖丈… 61.0 cm
袖口幅… 11.0 cm
16.5サイズ:
身幅…. 61.0 cm
肩幅… 47.0 cm
着丈… 78.0 cm
袖丈… 62.0 cm
袖口幅… 11.0 cm
サンプルをワンウォッシュ・タンブラー乾燥後、実寸を測り各サイズにグレードしています。
身幅は過去のワークシャツより2-3センチゆったり。
着丈も73-5だったものが77で長め。
縫製および洗い、また採寸方法による誤差はご容赦ください。