ピンクスワール クリーマー 1956〜1962年頃製造 Fire-king ファイヤーキング
こちらは、当時シュガー&クリーマーとしてセットになっていた、クリーム入れ。
小物入れにもおすすめの素敵なデザインです。
蓮の花のように優美なピンクスワールシリーズ
スワールシリーズは、白鳥をイメージしてデザインされた食器で、1949年から1962年の間に製造されていました。
こちらの食器の製造時期は、ロゴ刻印の年代からおおむね1956〜1962年ごろと想定されます。
純白のミルクガラスで形を作ったのち、透明度の高いピンク色で色を付ける製造方法のため
食器の個体により、ピンク色の仕上がりに個性がみられます。
グラジオラスや蓮(はす)の花のような、柔らかいグラデーションが感じられるハンドメイド感。
Fire-kingのピンク色の食器の中でも、特にミルクティーやローズヒップティーなど、優美な紅茶との相性もよく、洋菓子を主役にした食卓にも素敵にマッチします。
Fire-kingのカップ&ソーサーの多くは、自然光・室内灯などの環境によって表情が豊かに変化します。
当ウェブサイトでは、ご家庭のさまざまな環境下で撮影した写真を掲載しております。
食器の見分け方については、
このように「後から色を付ける」製法ですと、テーブル接地面(ロゴ刻印などがある底面)には着色がなく、白色になっています。
ジェダイ、ターコイズブルー、アイボリーなどの食器は「ガラスを練る時点で色を付ける」ため、色の仕上がりに個体差が出ることは少なく、テーブル接地面もボディ全体と同じ色になります。
状態について
◆全体の色ツヤ…
全体的にキラキラ、ツヤツヤとしています。
底に近い箇所がピンク→クリーム色→白のグラデーション状になっていて花のような印象です。
食器全体的に、ピンクスワールの中では比較的ピンク色が濃いめに出ています。
◆食器のふち…
段差なし。指で触っても引っ掛かりなく、とてもツヤツヤとしたきれいな状態です。
◆本体外側…
全体的にキラキラ、ツヤツヤとしています。
室内光の元で白い点や線として見える箇所は、傷や割れではなく、製造時のガラスの練りムラによるものです。(パンケーキミックスや小麦粉を水で溶く時のダマのようなものとお考えください)これらのラインは、ヴィンテージFire-kingの多くの製造工程時に発生するものですので、ご安心くださいませ。
◆本体内側…
全体的にキラキラ、ツヤツヤとしています。気泡の混入も感じられず、きれいな状態です。
◆ロゴ刻印の面…
ロゴ刻印がきれいに出ています。
全体的にとても綺麗な状態です。
大切な方へのプレゼント用にもおすすめできるコンディションです。
詳しくは写真をご確認ください。
仕様について
原産国:アメリカ合衆国 アンカーホッキング社
製造:1956〜1962年
刻印:OVEN Fire-king WARE made in U.S.A
素材:オーブン耐熱ガラス
サイズ:ハンドル含めた横幅11.5cm 直径8.0cm 高さ7.0cm
日常のご利用について
台所用漂白剤・台所用洗剤の使用可能です。
食器洗浄機はガラス食器を傷める原因になりますので、柔らかいスポンジで手洗いでお願いします。オーブン使用可能です。
油汚れもご家庭の洗剤でサッと落ちて、泡ぎれも綺麗。
歴史について
ファイヤーキングとは、米国の「アンカーホッキング社」が1941年〜1986年まで製造していた耐熱ガラス製の食器です。ファイヤーキングは当時のアメリカの一般家庭やレストランでも広く愛用され、その耐久性や何百通り以上もあるパターンの豊富さから、日本や世界でもたくさんのコレクターに愛され続けています。製造されていた30年間の間には、ほんの数年間しか製造されなかったレア・アイテムなどもあります。アド(広告宣伝)マグをはじめ、企業のロゴや広告がプリントされたマグカップ等は当時のアメリカで販促用ノベルティとしても普及しました。
合理性を好むアメリカならではの、シンプルながら工夫を凝らしたデザイン。
その頑丈さは、製造から年月が経過した現在でも生きており、毎日の食卓に、ハッピーと輝きを与えてくれます。当時の工業製品は人力に頼るところが多かったため、わずかな重さや個性が食器のひとつひとつにみられるのもヴィンテージ・ファイヤーキングの楽しみでもあります。
知れば知るほど奥が深く、何よりもデザインの暖かみと使用感の良さが抜群。あなただけのお気に入りが、きっとみつかることでしょう。