スワールディナープレート ライトアイボリー 1956年頃〜1960年代初頭製造 Fire-king ファイヤーキング(Aランク品)

柔らかいアイボリー色に金の縁取りが美しい、メインディッシュ用のお皿です。
状態
◆食器のふち…
指触りは一切のひっかかりなく、とてもなめらかです。ゴールド(22金)のふちどりが剥げています。
◆表面…
表面のゴールド(22金)の装飾は、中央に向かってじょじょに剥げているのではなく元からこういったデザインです。
若干の使用感あり。
艶は美しく保たれており、段差を感じるような大きな傷はありません。
◆裏面…
ガラスの製造時に生じた色ムラによるモヤモヤあり。
底面から側面にわたって複数の線が見えますが、これもガラスを練る際に生じたマーブル模様が、角度を付けて目視した際に濃淡の違いで影に見えているだけです。
いずれもヒビや割れではありませんので、ご安心ください。
◆テーブル接地面…
がたつきなし。安定しています。
ロゴ刻印の下部にS字状の、ガラスを練った曲線(練りムラとも呼ばれる)がみられます。
練りムラは、ヴィンテージのミルクガラス全般に見られるごく一般的な現象です。
詳しくは写真をご確認くださいませ。
仕様について
原産国:アメリカ合衆国 アンカーホッキング社
製造:1956年頃〜1960年代初頭
刻印:OVEN Fire-king WARE MADE IN U.S.A.
素材:オーブン耐熱ガラス
サイズ:直径23cm
色について
ファイヤーキングの中でも貴重なアイボリーシリーズは、色の濃さや形状もひとつひとつに微妙な個性があります。まるで濃いミルクキャンディーのような色合いは食卓の上でも優しい光を保ち、和食にも相性が良いです。
色はおおまかに3〜4パターンに分類されます。
・ダークアイボリー(初期ロットのみのレア品)
・アイボリー
・ライトアイボリー(アイボリーホワイトとも呼ばれる)
・ホワイト
よく流通しているものが「アイボリー」。
最も色が濃い「ダークアイボリー」は初期製造ロットのみに存在するカラーです。Fire-kingの中でも特に初期のほうに作られていたもので、レア度はとても高いです。
日常のご利用について
台所用漂白剤・台所用洗剤の使用可能です。
食器洗浄機はガラス食器を傷める原因になりますので、柔らかいスポンジで手洗いでお願いします。オーブン使用可能です。
油汚れもご家庭の洗剤でサッと落ちて、泡ぎれも綺麗。
歴史について
ファイヤーキングとは、米国の「アンカーホッキング社」が1941年〜1986年まで製造していた耐熱ガラス製の食器です。ファイヤーキングは当時のアメリカの一般家庭やレストランでも広く愛用され、その耐久性や何百通り以上もあるパターンの豊富さから、日本や世界でもたくさんのコレクターに愛され続けています。製造されていた30年間の間には、ほんの数年間しか製造されなかったレア・アイテムなどもあります。アド(広告宣伝)マグをはじめ、企業のロゴや広告がプリントされたマグカップ等は当時のアメリカで販促用ノベルティとしても普及しました。
合理性を好むアメリカならではの、シンプルながら工夫を凝らしたデザイン。
その頑丈さは、製造から年月が経過した現在でも生きており、毎日の食卓に、ハッピーと輝きを与えてくれます。当時の工業製品は人力に頼るところが多かったため、わずかな重さや個性が食器のひとつひとつにみられるのもヴィンテージ・ファイヤーキングの楽しみでもあります。知れば知るほど奥が深く、何よりもデザインの暖かみと使用感の良さが抜群。あなただけのお気に入りが、きっとみつかることでしょう。