Baker Pants Trace MIL-838-D OD Poplin Workers

※撮影時の男性モデルの体型…
身長168cm、肩幅44cm、胸囲97cm、ウエスト76cm、肩から手首までの腕の長さ55.5cm、股下から足首まで70��
(男性モデルは、普段、Workersのアウター・ジャケット類はMサイズ、トップスは15〜Mサイズ、パンツは30サイズを愛用しています。)
※上記の商品写真では「Sサイズ」を着用しています。
XSサイズですと、両サイドのボタンを留めない状態でジャストサイズでした。
ぎちぎちではなく、手のひらがスッと入るくらいの適度な余裕がありました。
ベルトをしなくても丁度良い着心地でした。
Sサイズですと、両サイドのアジャスターボタンを両方留めた状態で丁度良い着心地でした。
ボタンを両方留めれば、ベルトをしなくても大丈夫でした。
Workersが伝えたいこと
正式名称「TROUSERS, MEN’S, COTTON, SATEEN」通称「ベーカーパンツ」。
パターンは、オリジナルの MIL-T-838D(1958 年) を解体、トレース。裾幅 24 センチ。ワタリが広く股上も深い、ゆったりとしたシルエット。
夏は風が通り、冬は中にレギンスをはいて窮屈にならない。
生地、バックサテンは、MIL-T-838D の個体と MIL-C-10296J (生地スペック)を参考に作った「ベーカーに使われる目の粗いバックサテン」。手触りはしなやか。
初期は硫化染で現在はスレン染。初期の硫化染料が廃番。硫化染料の種類を変えるも、次は染色工程の「マーセライズド」(アルカリで表面を平らにする工程)〜硫化染を一貫で出来る工場が無くなる。
「マーセライズド」〜「染色」を別工場でやるのはコストと品質安定には現実的ではない。
そこで、「スレン染」に変更。スレンならマーセ〜染色の一貫工場もある。スレンの特徴は色落ちが硫化に比べて少ない。ただ、こすれた部分の「白化」はする。後ろの巻き縫いを見てわかる通り、メリハリが効いた派手な変化。
硫化は全体が白っぽくなり、最後は、全体がほぼ似た色になりますが、スレンはこすれた部分、こすれない部分の差が激しくでます。
バックサテンが 10 オンスほどに対し、ポプリンは 6.2 オンスほど。夏にジャングルファティーグを穿いて草刈して「この厚みのポプリンでベーカー作れば真夏に最適では?」と形にしました。ただ、バックサテンと生地厚が違い、同じ縫製方法ではうまく縫えない。腰裏をチェーンからシングルステッチにしたり、微調整をしています。
製品はOW済です。

フロント前立て部分。OWの状態でもシワが出ています。このシワが後々、雰囲気のある色変化の元になります。

ベーカーと言えばの貼り付けポケット。

フロントボタンフライ。ヒヨクというホールが開いた部品の裏に「見返し」という別パーツがあります。この見返しまではカンドメでヒヨクを止める。そのさらに向こう側にある身頃には貫通しない。
前立ての独特な作り、見返しが入り生地に厚みが出る。だから、最初に見た、前立て部分のシワが出るのです。
チェーンはどうしても切れたときに「ぴー」っとステッチが飛んでしまう。縫うのもやはり難しい。表から、裏の針落ちが見えない状態で縫うからです。それが、昔のアメリカは物量に任せて当たり前にできました。
日本でも一時期は出来たのですが、最近は難しい。これは根深い問題で、無理やりイミテーション的に縫えばここをチェーンで縫う事も出来ます。本来の2本針で一気に縫うのを、二回、別々に縫えば。でも、それでは本末転倒になる。だったら、平ミシンで縫った方が強度も・綺麗さも出る。
という事で、個人的には悔しくて仕方が無いですが、強度・縫製の美しさを優先して平ミシンに変更です。

バックから。ウェストに向かってダーツが無いのがベーカーの特徴。ウェストが大きめに作られていて、ボタンで絞る事でダーツを取ったのと同じようなシルエットになります。
だからベーカーは、ウェストボタンしめない状態では少し緩めを選んだ方が、突っ張らなくて履きやすい。

薄手のポプリンはどうしてもセンターの巻き縫いが縄のようによれます。バックサテンもよれるのですが、それがさらに顕著。
元々、13-15オンスを縫うような工場さんなので、薄手用に調整はしてくれますが限界があります。古着で見る、あのチェーンのビリビリした縄になった部分はこういう理由から出てくるのです。 かつての百貨店クオリティからすれば絶対にNGでしょうが、それをあえてやってしまうのがWORKERSです。

ウェストのボタンはオリジナルと同じく一つ。かけると絞った状態になります。
By.WORKERS
商品の仕様・寸法
●素材 6オンス・コットン100%・ポプリン(反応染)
●付属 尿素ボタン
●縫製 ポリエステルスパン糸
●生産 MADE IN JAPAN
●寸法
※商品はいずれも縫製後にワンウォッシュ済です。
ウエストはボタンを閉めると、片方2センチづつ、合計4センチ程度小さくなります。
XSサイズ
ウエスト…79.0cm
前股上…34.0cm
後股上…43.6cm
ワタリ…35.0cm(※)
レングス…80.0cm
裾幅…24.0cm(※)
Sサイズ
ウエスト…84.0cm
前股上…34.0cm
後股上…44.0cm
ワタリ…36.0cm(※)
レングス…80.0cm
裾幅…25.0cm(※)
Mサイズ
ウエスト…89.0cm
前股上…34.5cm
後股上…44.7cm
ワタリ…37.5cm(※)
レングス…80.0cm
裾幅…25.0cm(※)
Lサイズ
ウエスト…94.0cm
前股上…35.0cm
後股上…45.4cm
ワタリ…39.0cm(※)
レングス…80.0cm
裾幅…25.0cm(※)
(※)ウエスト・裾幅・ワタリは平置き採寸のため、2倍してお考えください。
通販で最適なサイズを選ぶには
サイズを選ぶ際は、普段愛用されているお手持ちのパンツの寸法を計測し、購入検討中の商品の寸法と比較し選んでください。

前また上はクロッチ(後ろ身頃との境目)からウェストのベルトつけ位置まで。
後ろまた上はクロッチ(前身頃との境目)からウェストのベルトつけ位置まで。
ワタリはクロッチ部分を水平にはかっています。
このブランドの「ココ」が良い!
Workers ワーカーズは、古いアメリカ・ヨーロッパのウェアを基本に再現しつつ現代に合わせたものづくりをしている岡山県のブランド。オリジナルそのものを解体し、資料を辿り、時代背景にまで深く深く踏み込んだうえ、あくまで実用性に則した変更を加えていける柔軟性に私たちマメチコは強く惹かれます。古着好きの「こうであって欲しい」を残しつつ、あくまで「今」着るために必要な要素を加えてリリースされる製品はクオリティと値段のバランスも良く、自信を持っておすすめできる製品です。