ワーカーズオフィサートラウザーズ Workers Officer Trousers, Slim Tapered、Chino Khaki/Workers
男性モデルは身長168cm 体重55kg 肩幅44cm 胸囲93cm ウエスト73cmです。
モデルが試着しているのは「30サイズ」です。
上記の写真画像のモデルは通常、Workersの30サイズのジーンズ・チノパンを着用している体型です。
◆雑貨屋マメチコが実際に着てみた感想◆
リリースされるごとに好評のワーカーズの定番「ワーカーズ オフィサートラウザーズ」。
様々なアイテムとの相性の良いスリムフィット。
穿く毎に感じるのはシルエットの自然さでしょう。
見た目はごく普通のチノパンです。
特別気取った感じもなければ、派手なディテールで主張することもない。
でも確かな物を穿いているなとわかるのが素晴らしいところです。
丁寧というよりは「雑さ」がないんです。
突き詰められた仕様と、結果生まれる完成度こそが本作の価値なので、
周囲に「こんな良いのを穿いてるんだ」と自慢するような類のものでもありません。
これを選べている自分のものさしとか、
穿いていることを満足度に繋げていけるアイテムだと感じています。
クオリティの高いベーシックアイテム。
基準で言えば、十分にリーズナブルと言える価格帯でもあるので
チノパンが欲しくて選んでいくと、自然と本作に辿り着きそうな気がします。
ずっと支持されているのも頷ける完成度。
ワーカーズのチノパンは流石の安定感があります。
見直され、さらに高められるからこその「継続品」です。
By.Mamechico
◆WORKERSが伝えたいこと◆
WORKERSオリジナルスペックで作ったチノ。
フロントは手の入れやすさを考えて斜め切り替えポケット。
背面は俗に「USMCチノ」と呼ばれるものを参考に、外に向かって斜めにダーツを。
一本でもある程度分量を取れるのでヒップに適度な丸みを持たせることができます。
今回脇はオーバーロック&割り仕様。よりスラックスに近い仕様です。
シルエットは、ウエストからヒップにかけては丸みがあり、動きやすい。
素材は定番の10オンスクラス、ハイカウントチノ。季節を問わない厚み。
ベージュはミリタリーのカーキ(黄土色)よりは、もう少し白が入ったいわゆる「ベージュ」。何にでも合わせやすい色。
昨年は、脇が巻き縫いタイプだったので少しデザイン的でしたが、今回は脇が割り。
より、普通のスラックスとしてオフィスでも着用しやすい仕様になっています。
By.WORKERS
今まで作ってきた41カーキ、45カーキ、Army Officer's Trouersなど、いわゆる「ミリタリーのチノパン」
その仕様・シルエットをひとつにまとめ、今WORKERSが考えるもっともバランスが取れているチノパン、WORKERS OFFICER TROUERSを作りました。
シルエットはスリムとワイドの二種類ありますが、ウェスト周りは同じ。ヒップから膝・裾にかけてのシルエットが違います。仕様自体は全く同じなので、特に区別せずご説明に入ります。
フロントは斜め切り替えポケット。手を入れやすく、強度面でも脇縫い目利用より上。
小股と呼ばれる部分。フロントの開きどまりより下、ここにはあえてステッチを入れています。ジーンズではおなじみですが、チノは入ってい無い物が多いです。
強度を考えると、入れた方が良い。ミリタリーチノにも、ここにステッチが入っているものもあるので、Workers Officer Trousersでもステッチを入れています。
コインポケットは両玉縁。正直、あまり機能的には意味のあるような、無いような仕様です。なので、装飾性を高める意味も込めて両玉縁にしています。
手の入れやすさが良くわかる一枚。斜めに切り込んだポケットは、手を入れる角度に沿っています。
フロントはボタンフライ。ヒヨクのホール間には止めが入るクラシックなトラウザーズの仕様。
トップのボタンは手付で根巻きしています。ボタンホール側に厚みがあるので、ボタンの足に当たる部分が薄いとどうしてもボタンが突っ張ってしまうためです。
尻ぐりは割。その中心には、Workers Officer Trousersのネームが。
尻ぐりは地縫いを二回入れて強度を上げています。ただ、ジーンズやワークパンツの巻き縫いよりはどうしても強度が劣ります。着用時には、無理に尻ぐりに力がかかるような恰好はしない、というのも現代的なすっきりしたチノパンを着こなすポイントです。ビンテージのように、強烈にゆとりがあれば別ですが。
バックのデザインはUSMCチノから。
外に向かって斜めに取ったダーツ。一本でも分量を多くとれますが、ウェスト周りがカーブするので先ほどの腰裏をシングルステッチづけにしています。
ウェスト周りがカーブする、つまりウェストに入る二本のステッチの長さが違う、別々に縫うという必要が出てきます。ここをチェーンにしようとすると二本の針で一度に縫うので差寸が大きいとタックを取ってしまいます。説明が難しいのですが、要するに仕様・シルエットには密接な関係があり、この仕様・シルエットなら、他の部分はこうなると決まりというか、ベストなやり方があると考えています。
バックポケットは片玉縁にフラップ流し込み。物が落ちないという実用面だけでなく、ヒップの丸みでポケットの口が開いてしまうのも防いでくれる。
実用と見た目のすっきりさ、両方を兼ね備えた仕様。
脇・内またはロック割り。
人が着用するとダーツによって、ヒップの丸みが綺麗に作られているのがわかります。
●品名 Workers Officer Trousers, Slim Tapered,Chino Khaki
●素材 10.5オンス・コットン100%・チノクロス
●附属 樹脂ボタン
●縫製 総綿糸
●価格 14000円 (本体価格)15120円 (税込)
●寸法(洗い後の実寸です。ワンウォッシュ済の製品をお送りいたします。)
30サイズ:
ウエスト…79.0cm
レングス…80.0cm
前また上…27.5cm
後ろまた上…38.6cm
ワタリ…30.0cm
裾幅…17.5cm
32サイズ:
ウエスト…84.0cm
レングス…80.0cm
前また上…28.0cm
後ろまた上…39.0cm
ワタリ…31.0cm
裾幅…18.0cm
ワンウォッシュ済みサンプルの実寸を測り、各サイズグレードしています。
前また上はクロッチ(後ろ身頃との境目)からベルト上端まで。
後ろまた上はクロッチ(前身頃との境目)からベルト上端まで。
ワタリはクロッチから下を水平に測っています。
サイズを選ぶ際は、股上の深さに注目してください。お手持ちのパンツで、股上の近いものを探し、そのパンツのウェスト周りと、上記寸法表を比較しサイズを選んでください。
Workers K&T/ワーカーズは、古いアメリカのワークウェアを基本に再現しつつ現代に合わせたものづくりをしている、岡山県倉敷市のブランド。デニムの聖地、岡山県倉敷市で企画・生産されています。
オリジナルそのものを解体し、資料を辿り、時代背景にまで深く深く踏み込んだうえ、あくまで実用性に則した変更を加えていける柔軟性に私たち雑貨屋マメチコは、強く惹かれます。古着好きの「こうであって欲しい」を残しつつ、あくまで「今」着るために必要な要素を加えてリリースされる製品はクオリティと値段のバランスも良く、自信を持っておすすめできる製品です。